NHK大河ドラマ「光る君へ」を毎週見ています。
まひろ(のちの紫式部)と藤原道長の2人の関係を軸に、平安貴族の物語が描かれています。学校で習った古文のエピソードが思い出される場面がよくありますよ♪
毎回こちらのコラムに感想を書いていましたが、うっかり忙しくしていたら、あっという間に3回終わってしまいました…。光陰矢の如し。思い出しながら書いてみますね。
3回のタイトルはこちらのとおり。
第18回(5月5日)「岐路」
第18回(5月5日)「岐路」
第19回(5月12日)「放たれた矢」
第20回(5月19日)「望みの先に」
この3回のうちに、藤原道長は兄二人(道隆・道兼)の死により、関白に準ずる位(くらい)にまでのぼりつめました。これからは道長の世です。
「もちづきの~」という有名な歌もそろそろかな~。
「もちづきの~」という有名な歌もそろそろかな~。
まひろの父親の為時(ためとき)は、道長の父親である兼家が実権を握った後、10年間、仕事に就けませんでしたが、道長が頂点に立ってからは雲行きが変わりました。昇進し、淡路の国司に任命されたのです。
為時は心から喜びますが、まひろは違いました。淡路ではなく越前のほうが為時の中国語の実力を発揮できると確信していたのです。まひろは、ひそかに漢詩を送り、それが道長の目にとまります。
為時は心から喜びますが、まひろは違いました。淡路ではなく越前のほうが為時の中国語の実力を発揮できると確信していたのです。まひろは、ひそかに漢詩を送り、それが道長の目にとまります。
ここからは、まるでサスペンス。
道長は漢詩の筆跡に感じるところがあり、自分が大切にしているまひろの手紙と照合します。すると、同じ筆跡の文字が…
道長は漢詩の筆跡に感じるところがあり、自分が大切にしているまひろの手紙と照合します。すると、同じ筆跡の文字が…
道長はまひろが書いたことを確認し、その意図もくみ取りました。道長の計(はか)らいで、父親は淡路から越前の国司に赴任地を変更されるのです。
父親は素直に喜ぶものの、自分は何も希望していないのに赴任地が変わったことを不思議に思い、まひろと道長の関係を確認しようとします。
まひろは、2人の関係はすでに終わっており、今回は自分は何もしていないと答えます。本当は暗躍したのですけどね…。
まひろは、2人の関係はすでに終わっており、今回は自分は何もしていないと答えます。本当は暗躍したのですけどね…。
この一連の出来事の合間に、琵琶が映し出されました。
さて、気になる楽器ですが、3回とも琵琶が登場しましたよ♪
この琵琶は、まひろが母親から習ったというもの。その母親はまひろが幼い頃、道長の兄に殺されたという悲しい出来事がありました。
第18回では母親を殺害した道兼が亡くなった後、道兼と母親を思いながら、晴れた空の下で琵琶を弾きました。今までのずんと重い音ではなく晴れやかな音。
第19回では、父親の官職が10年ぶりに決まるというお祝い気分の中、軽やかな音。
第20回は演奏されなかったのですが、父親の赴任地が変更される際に正面から琵琶が映し出されました。
まひろの琵琶は、まるで人格があるかのように、場面に合わせて登場します。
大切な楽器には、それを持つ人の心を代弁するような、不思議な力があるのかもしれませんね。
さて、この3回で物語は大きく動き、次回、まひろは越前へ出発します。道長とまひろは遠く離れてしまいますが、どうなるのでしょうか。これからも楽しみです♪
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