ずーっと前の話になりますが、
大学の先生が調査をしていて、
貧困層の方のインタビューをしたことがあります。
私が受け持った方は
区営住宅に住んでいるおばあちゃんでした。
たしか、旦那さんを早くに亡くして、
女手一つでお子さん3人育てたんだったと記憶しています。
当時は今みたいに総合職とかあったわけでもなく、
男性と格差のあるお給料しかもらえなかった
という話をしていました。
でも、今はきれいな区営住宅に入れて、
年金で何とかやりくりできているし、
お子さんたちもわりと近くに住んでいるので、
たまにお小遣いをくれるのだと言って喜んでいました。
そんな感じで、決して余裕のある暮らしではないのですが、
その中から工面して、「ほんの少しだけど」と言って
寄付をしているのだと語っていました。
私はこの話を聞いて頭が下がりましたね。
寄付って、もっと余裕ができたら・・・とか考えがちだけど、
今「ある」ものに感謝して、
自分ができることをみんなにも分け与えて
っていう姿勢がとても立派だなと思いました。
とってもいいインタビューができましたって
報告したのを覚えています。
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