イタリア語講師のNoritaliaです。
今日のコラムのタイトルは、「語学を学ぼう!そんな時 ① 教材は古いもの?新しいもの?」です。
2025年が始まり、語学でも学ぼうかなと思っている人に送ります
今年こそはイタリア語を勉強しよう!話せるようになろう!
今年の抱負として、そう考えている人もおられると思いますo(^-^)o。
そこで、本屋さんでイタリア語の本を見てみると、本当にたくさんあって迷いますね!
独学で学ぶ人。
先生と学ぶ人。
イタリア語教室に通う人。
さまざまだと思います(^-^*)/。
そこで、特に生徒様からのご要望がない時に、私からおすすめするテキストの特徴について書いてみたいと思います。
メインのテキストは新しいもの。版権が切れているものは無料だけどやめておきましょう
語学はすぐには上達しませんし、テキストは1冊最後まで焦らずじっくりやり切れるものがいいです(^_−)−☆。
イラストが多いものでもいいですし、「できそう!」とポジティブに始められる事が一番。
それぞれテキストは一つのポリシーを持って仕上げられているものですから、だまされたと思って(?)、一冊は取り組んでみましょうo(^-^)o。
そんな中、私がおすすめしないのは古い文法本と版権の切れた本。
なぜだと思いますか?
イタリアで実際に話されているイタリア語は、ネオスタンダートと呼ばれるものだから
1987年にガエターノ・ベッルートにより提唱された「ネオスタンダード」イタリア語は、本などの書き言葉から離れて発展した話し言葉を指します。
今からたった38年前の事です。
そして書き言葉の代表とされる新聞でも、一部のネオスタンダードな表現が使われるようになりました。
これらの表現について、古い文法本では説明が不足している事があります。
つまり、日常会話では使われていない文法なのに、本に書かれているから、という理由で勉強しちゃってる、という事があると言う事です。
*付け加えますが、新しい本だからと言って、全ての文法が網羅されている優れた本だとは限りませんし、古い本でも他の本にはないような詳しい文法説明がある、大変優れた本がある事も確かです。
さて、あなたがどんなイタリア語を勉強したいのかという目標は立てていますか?
漠然と「イタリア語を勉強する」と思っていると、実は遠回りしているかもしれません。
❶ イタリア人が日常的に話すイタリア語を理解し、話せるようになりたいのか。
→ネオスタンダードのイタリア語を学ぶべきです。新しいメソッドの文法本。
❷ 書き言葉も出てくるようなイタリア語の検定試験を目指しているのか。
→初中級まではネオスタンダート。上級では書き言葉もしっかり学べる教材を補足的に。
❸ イタリアの文学・歴史・美術など、書き言葉に触れる事が多い分野なのか。
→古い文献を読む事が多い方は、古い文法本や版権の切れた本を大いに参考にするべき。
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正しい教材を選び、レッスンをしっかり進めた生徒様が、ゼロの状態から半年で100%イタリア語で旅行をされ、大満足で帰ってこられました。
反対に、日本でたくさん勉強したのに、イタリア旅行や短期の留学で話せない。
こういう人もたくさんいます。
なぜでしょうか。
少なくとも最初の半年は、自分が日本で習った文法本の文法と、実際に話されているイタリア語とのギャップを埋めるだけであっという間に過ぎてしまうのです。
日本にいながら、そのギャップを埋めたいと思うのなら、自分が使う教材をしっかり選ぶ事、効率の良いレッスンの進め方について考える事がが大事なのです。
*ギャップがある、と言う意味は、文法のギャップ・発音のギャップ・語彙のギャップを指します。
さて、私自身がレッスンで使用する際におすすめしている本を書きますと、たくさん口からフレーズを出せる本です。
ちなみに版権の切れた本は、中上級の方のみ、読解レッスンで部分的に利用していますよ!
私のレッスンでは、日本人講師としての利点を活かしています(^_−)−☆。
イタリア語で書かれた本も使いますが、スムーズに進められるように日本語で補足しながら適切に生徒様をサポートしています。
今日は「生きたイタリア語を学ぶには、メインで使う教材をしっかりと選びましょう」というお話しでした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
NORITALIA
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