Coucou
本日は間接話法について取り上げます。中上級者の悩みの種です。
間接話法という言葉を聞いたことがありますか?
- 直接話法: ○○が「△△」と言いました
- 間接話法: ○○が▲▲と言いました
間接話法とは、「他人の言ったことを文章の中に表現する時、そのまま引用することをしないで、書き手の立場からその内容を間接的に述べる話法」のことです。
(「間接話法」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書)
では、フランス語で間接話法を用いる場合を確認してみましょう。
ここでは特に、発話時点が過去である場合を考えます。
- 直接話法 Il a demandé à son ami : “ Ta voiture est prête ? “
- 間接話法 Il lui a demandé si sa voiture était prête.
主節はどちらも複合過去( il a demandé) です。
従属節では時制が変化しています。
直接話法では直説法現在形( … est) です。一方で、間接話法では半過去形( … était) です。
このことを「時制の照応」と呼んだりします(『NHK出版これなら分かるフランス語』)
呼び名はどうであれ、覚えていただきたいのは、
間接話法では時制の変化が見られるということです。
そして、直接話法において、発話内容(「かっこ」の中)が現在形の場合、間接話法にすると半過去形になるということです。
※実は変化しない時制もあります。
ただ、この間接話法と「時制の照応」については、日本語で説明すると(メタ言語を使うと)ややこしくなります。ですので、すべてフランス語で練習をした方がわかりやすいというのが私の実感です。
また、間接話法について考えるときは、直接話法であればどのように表現されるだろうかと考えるのが私的コツです。つまり発話の「時」と、発言内容の「時」の関係性がどうなっているのかに思い巡らせる必要があるということです。
それでは今日もBonne journée
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