カウンセリングは生活の一部に、カウンセラーのayakoです。
みなさんいかがお過ごしですか。
今日は「最近読んだおすすめの本」のお話です。
最近読み終えた本がありまして、それがですね、私が以前お話しした、
雑談で広がる知識という回で取り上げた鈴木るりかさんの本です。
タイトルは『さよなら田中さん』という本で、小学館から出ています。
おそらく小学生、高学年ぐらいの子どもたちを対象に書かれている印象でしたが、
大人が読んでも十分に楽しめるストーリーでした。
『さよなら田中さん』というタイトルの意味は、本の最後の結末で明らかになります。
意外にも、このタイトルはあるキャラクターの一言から発せられていました。
『さよなら田中さん』には続編が他に3冊あります。
このキャラクターのことが今後の本でも描かれることを期待しています。
ストーリーの中心は小学6年生の花見ちゃんという女の子です。
彼女は豊かではない母子家庭で、お母さんと二人暮らしをしています。
お母さんは明るく、大笑いしてたくさん食べる、建設業で力仕事をしている女性です。
そんなお母さんと花見ちゃんの日常が描かれています。
周囲の登場人物たちも魅力的で、例えばアパートの大家さんや、
花見ちゃんのお友達などが登場します。
文章が読みやすく、一気に読めてしまう作品です。
花見ちゃんの友達の中には、両親が離婚して再婚相手と暮らす子もおり、
複雑な家庭環境が描かれています。
こうした現代的なテーマは非常に新鮮で、読んでいて学びがありました。
また、私が留学していたアメリカでは、両親が離婚して、
義理の親や親のパートナーと一緒に生活するケースが多く見られました。
この本では日本ではあまり見られない家庭の形が描かれており、とても興味深かったです。
続編の『太陽はひとりぼっち』も読み始めました。
こちらも花見ちゃんが登場するシリーズの一冊です。
鈴木るりかさんは小学生の頃に作家デビューをしたそうで、
現在は20代前半ではないかと思います。
若い作家ならではの視点で描かれる物語は、これまで読んだことのない新鮮さがありました。
『さよなら田中さん』シリーズは大人にも子どもにもおすすめの作品です。
早い時期に読むことで、いろいろな家族の形があることに気づくきっかけになるかもしれません。
今日は「最近読んだおすすめの本」のお話でした。
ではまたお会いしましょう。
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