桜と日本人の切っても切れない深い繋(つな)がりについて。
桜は、菊(きく)と並ぶ日本の国花で、
桜は、長い時間をかけて芽を出しようやく開花します。
でも散るのは、本当にあっという間。
私の知る限り、短い時は一気に咲いて2日で散ってしまったことも。
もちろん、長い時は開花から2週間くらい楽しめる時もあります。
桜が散る様子を、「はらはらと散る」、「ひらひらと舞(ま)う花びら」、
時には、雪でもないのに「桜吹雪(ふぶき)」と言ったり、
桜の時期の急な寒さを「花冷(び)え」、桜の季節に続く曇(くも)り天気を「花曇(ぐも)り」
他にも、「ほんのりと桜色に染(そ)まる頬(ほほ)」
というように、その動きや色の具合、情景(じょうけい)や
状態(じょうたい)を表す言葉が色々あります。
桜の、そのうっすらと色づくピンク(日本語では桃(もも)色❤︎)の具合を表したり、
その短命さから、儚(はかな)さの象徴(しょうちょう)としても例えられます。
散り際(ぎわ)の美しさから、「立つ鳥跡(あと)を濁(にご)さず」や、
外国の方も好きな、「一期一会(いちごいちえ)」は、
こういった桜の情景や、春の出会いと別れの季節を連想(れんそう)させます。
他にも、「花より団子(だんご)」とか、そこからもじって「花より男子(だんご)」という漫画(まんが)までありましたね(笑)
言葉で説明すると、どうしても難しい印象(いんしょう)になってしまうけれど、やっぱり体感するのが一番!
実際に桜の中に身を置くと、きっとスッと意味も入ってきますよ☆
あの儚(はかな)さは、体感がいちばん♪♪
日本語には、こういった音や状態(じょうたい)を表す言葉、
「擬音語(ぎおんご)」や「擬態語(ぎたいご)」-オノマトペがあります。
このオノマトペが少しずつ増えてくると、日本語の表現が豊かになります♪
レッスンでは、このように日本文化への理解(りかい)を深めながら、そこにまつわる表現を楽しく増やしていって貰(もら)えたらと思います^ ^
オノマトペ、言えたらグッと表現も増えて楽しいですよ♪
最後に、
「明日も咲いてるだろうと思っていたけれど、
もしかしたら夜の嵐(あらし)で散ってしまうかもしれない」
という、明日はどうなるかわからない、世の中や人生の無常(むじょう)を説(と)いたことば、
「明日ありと、思う心の仇桜(あだざくら)」 を記して終わります。
面白い!と思ったらタイミングを逃さず、ぜひレッスンを受けてみて下さいね〜(笑) だって数日先はどうなるか分からないヽ(*´∀`)
では、また〜♪^ ^
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