カウンセリングを生活の一部に。
カウンセラーのayakoです。
みなさんいかがお過ごしですか。
今日は「お正月は年に2回⁉ バリで迎えるレバラン休暇」のお話です。
今日はカフェトークの講師コラムのテーマに沿って、お話ししていきたいなと思います。
タイトルにもある「バリ島で迎えるレバラン休暇」、“お正月は年に2回あるの?”というテーマでお届けします。
講師コラムのテーマは「今月、お住まいの国では祝日がありますか?もしあれば、その内容と祝い方を教えてください」ということで、
私が住んでいるインドネシア・バリ島の祝日についてお話ししたいと思っています。
バリ島といっても、インドネシアはたくさんの島から成り立っている国なので、バリ島出身の人たちだけでなく、
他の島から出稼ぎに来ている方もたくさんいます。
そのため、「バリの祝日」と限定するのは少し難しいのですが、インドネシア全体の祝日として一番大きい、
日本でいう“お正月”のような祝日が「レバラン」というものになります。
これは、イスラム教徒の断食明けの大きな祝日です。
「なぜイスラム教徒の祝日を取り上げるの?」と思われるかもしれませんが、
インドネシアではイスラム教徒の人口が最も多いんですね。
このレバランは、毎年日付が少しずつズレていきます。おそらく旧暦のカレンダーに沿っているからだと思うのですが、
今年は4月に入りました。
このレバランの前後になると、イスラム教徒の方々は一気に「帰省モード」に入ります。
たとえばバリ島から帰省する場合、飛行機やバス、自家用車での移動に加え、フェリーを使う方も多いです。
私の夫はジャワ島出身なので、私たちも何度かジャワ島に行ったことはありますが、
このレバラン時期の“激混み”の時期には、まだ行ったことがありません。
でもフェリーなどはかなり混雑するようです。
レバランでは、日本のお正月とよく似た雰囲気で、家族や親戚が集まり、
用意された食事を一緒に食べて、のんびり過ごす休暇期間になります。
子どもたちにとっては、日本でいうお年玉のようにお金をもらえる文化もあります。
うちの息子も「僕にはないの?」とおねだりしてきました(笑)。
この時期にとても不思議だなと思うのが、バリ島内の「ワルン」と呼ばれる、
現地の人向けの小さな食堂の多くが閉まってしまうんですね。
つまり、そういった食堂の多くが、ジャワ島や他の島から来た人たちによって運営されているということに気づかされます。
バリ島に住んでいても、本当にいろんな宗教・島出身の人がいて、
そういった多様な要素が交わり合っているのが、バリ島の面白さなんだなと思います。
我が家では特にレバランを意識して何かをするわけではないですが、
息子の学校は1週間ほど休みになります。
面白いのが、イスラム教徒の子どもたちは長めの1週間ほどの休みがあるのに対し、
ヒンドゥー教やキリスト教など、他宗教の子どもたちは短めのお休みで、
その間も学校に通っていたりします。
宗教によって休みの期間が異なるというのも、インドネシアらしい文化だなと思いました。
日本ではなかなか見かけないですね。
日本に住んでいると、他宗教に触れる機会はあまり多くないと思いますが、
イスラム教徒の女性が髪をスカーフで隠している姿を見ると、
「違う宗教の方なんだな」とわかりやすかったりします。
他の宗教や文化について知ってみたいと思った方には、インドネシアを訪れるのはとてもおすすめです。
少しでも興味が湧いたら、バリ島について調べてみたり、ぜひ旅行で訪れてみてください。
今日は「お正月は年に2回⁉ バリで迎えるレバラン休暇」のお話でした。
では、またお会いしましょう。
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