私は現在インド在住です。
日本では、小学校教員やオペラ、コンサートに出演する日々を過ごしていました。
現在は、日本への一時帰国でコンサートに出演するほか、
「音楽とインド暮らし」というテーマでインド在住日本人向け情報誌にてエッセイを執筆しています。
音楽と生活を紡ぐエッセイストとして、インドの豊かな文化や日常の発見を通じて、
日本の読者にインドの魅力を伝えることを目的に活動しています。
今週のテーマは仕事場のシェアということで、
私が執筆活動を行っている紙面とエッセイをご紹介いたします。
『ようこそ』という情報誌を通じて皆様にお届けする内容が、
日々の生活の中で音楽やインド文化への親しみを感じるきっかけになれば幸いです。
「真のインドの美しさは、その豊かな文化と自然の恵みにあります。マンゴーを味わわずしてインドを知ることはできません。※注釈
マンゴーを存分に味わう機会があることは、インドに暮らす醍醐味と言っても過言ではありません。ここインドでは、まだ熟していないマンゴーを使って『チャトニー』 や『アチャール』 といったピクルスに調理するなど、そのまま食べるだけではなく、様々な食べ方もされています。マンゴーは、インドの国民的果物であり、文化や日常生活に深く根付いています。ヒンズー教神話 にも、マンゴーがたくさん登場します。
知恵を働かせたガネーシャが勝利しマンゴーを手にします。
ハヌマーンが太陽をマンゴーと間違えて取りに行くという話で、マンゴーは黄金色で太陽を連想させる果物として描かれています。
このように、マンゴーが勝利 や太陽の強大な力と輝き という象徴性をもたせて描かれていることから、単なる果物以上の意味を持っていることがわかります。
さあ、そして、いよいよ、ここグルグラムでもマンゴーの季節到来です!
これから7月初旬まで、マンゴー祭りです。
インドにいながらマンゴーを味わわないなんて、まるで宝を見過ごすようなものなのです。
そこで、皆さんにここグルグラムで出回るマンゴーの種類と時期をお伝えするべく、歌を作りました。その名も『マンゴー旬間(しゅんかん)』 。みんなで歌って、これからのマンゴー祭りを堪能しましょう!
(ロシア民謡『一週間』のメロディーにのせて)
はるさ~きに『アルフォンソ』でて~ ねっとりほうじゅんなあじわい~
とろ~りジュワジュワジュワかじゅう~ マンゴーのおう~さ~ま~
つぎに~とうじょうは『トタプリ』~ とんがった~さわやかなやつ~
プルプルプルプルプルプルルン のどごしフル~ティ~
『バンガンパリ』『ダシェリ』でてきて~ まっただなかマンゴーのしゅん~
『バンガンパリ』べつめい『サフェダ』 ~ とにかくめしあ~が~れ~
みどりのかわの『ラングラ』みて~ シーズンのおわりどきをしる~
あまずっぱいひとなつのとき~ むさぼりたべた~な~つ~
ともだ~ちよこれがここらの~ マンゴーのしゅるいとじきです~
たべすぎるとかゆかゆかゆゆ~ でもとまらぬうまさ~
これは、マハトマ・ガンジ―の「インドの文化は、私たちの生活の中で自然との調和を見出すことで輝く。」
という、実際の彼の言葉にインスパイアされた筆者の架空の引用です。(byハッピーエイプリルフール)
いつも心に音楽を~♪
音楽と一緒に生活してみませんか?
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