本日は、小論文で「自分の意見」をきちんと伝えるためのコツについてお話しします。
高校受験や大学受験において、小論文はますます重視される傾向にあります。
しかし、「どう書けばいいかわからない」「意見がうまくまとまらない」と悩む受験生も少なくありません。
この記事では、
-
小論文で「自分の意見」を書く意義
-
説得力を高めるための具体策
-
日頃から取り組める練習法 をまとめています。
一つずつ実践していけば、確実に力がついていきますので、ぜひ参考にしてください!
小論文で問われる「自分の意見」とは?
小論文は、単に事実を並べるものではありません。
求められているのは、
-
自分は何を考えているのか
-
なぜそう考えるに至ったのか
-
それを支える根拠は何か を筋道立てて伝えることです。
つまり、小論文はあなた自身の考えを深く掘り下げ、表現する場なのです。
ありがちな失敗は、
-
世間一般の意見をなぞるだけ
-
他人の考えをそのまま借りてしまう といったものです。
小論文では、「あなたならではの視点」が何よりも大切です。
自分の意見を効果的に伝えるために必要な3つのポイント
ここからは、実際に小論文を書くときに意識したい3つのコツをご紹介します。
1. 結論は最初にはっきり述べる
文章の冒頭で、自分の考えを明確に示しましょう。
読む側に「この人は何を主張しているのか」をすぐに理解させることが大切です。
??【例】
テーマ:「中学生のスマートフォン使用について」
冒頭例:
私は、中学生にはスマートフォンの使用制限を設けるべきだと考えます。
あいまいな表現は避け、断言する形で書き出すのがコツです。
2. 理由は具体的に、複数提示する
自分の意見を支える理由は、具体的に、かつ複数挙げましょう。
2~3個の理由を示すと、説得力が格段に高まります。
??【例】
-
勉強に集中できるようにするため
-
健康的な生活習慣を守るため
-
人間関係のトラブルを防ぐため
幅広い視点から理由を挙げることが、意見の厚みにつながります。
3. 実際の体験や具体例を盛り込む
実体験や具体例を交えることで、文章にリアリティと説得力が生まれます。
??【例】
私自身、スマートフォンの使用を自分で制限するようになった結果、以前よりも成績が向上し、生活リズムも整いました。
個人的なエピソードを加えると、読み手はより共感しやすくなります。
小論文を組み立てる「型」を覚えよう
小論文を書く際は、ある程度の型を意識すると、スムーズにまとめられます。
おすすめの基本構成はこちらです。
① 結論(自分の意見)
まずは自分の立場を明確に打ち出しましょう。
② 理由(具体的な根拠)
続いて、自分の考えを支える理由を示し、それぞれについて詳しく説明します。
③ まとめ(再確認と広がり)
最後にもう一度自分の意見を確認しつつ、社会全体への影響など話を広げると、深みのある文章になります。
??【まとめ例】
以上の理由から、私は中学生にはスマートフォン使用の制限が必要だと考えます。
この制限は、子どもたちの健全な成長と未来を守るために不可欠だと信じています。
この「結論→理由→まとめ」の流れを意識するだけで、ぐっと読みやすい小論文になります。
意見力を鍛える!毎日できるトレーニング方法
小論文は一朝一夕に上達するものではありません。
日常的な練習を取り入れることで、確実に力がついていきます。
① 毎日ひとつ「意見メモ」を書く
身近なテーマについて、短い文章で自分の意見を書き出す練習をしましょう。
??【例題】
-
給食にデザートは必要か
-
通学は制服か私服かどちらがよいか
賛成・反対、その理由、具体例を簡単にまとめるだけでも、思考力が鍛えられます。
② ニュースを見たら必ず「自分の意見」を考える
新聞やニュース番組を見た後には、
「自分はどう考えるか?」を必ず一度立ち止まって考える習慣をつけましょう。
これを続けることで、時事問題にも強くなり、より深い小論文が書けるようになります。
③ 家族や友人と意見を交わす
簡単なテーマでディスカッションしてみるのも効果的です。
人に伝えることで、自分の考えの弱点や改善点が見えてきます。
小論文を書く際に注意すべきこと
最後に、小論文でやってしまいがちなミスを押さえておきましょう。
① 感情的にならず、冷静に書く
「絶対に間違っている!」など、感情を前面に押し出すのは避けましょう。
論理的に筋道を立てて述べることが大切です。
② 他人の意見をそのまま使わない
参考にするのは構いませんが、必ず自分の言葉、自分の考えに置き換えて書きましょう。
③ 文章の中で意見をぶらさない
書き進めるうちに立場が変わってしまうのは避けましょう。
一貫した主張を貫くことが大切です。
おわりに
今回は、小論文で「自分の意見」を的確に伝えるためのコツをご紹介しました。
-
冒頭で結論を明示する
-
理由を具体的に複数提示する
-
体験談や具体例を交える
-
一貫した構成でまとめる
これらを意識することで、小論文は確実にレベルアップしていきます。
もし、「もっと詳しくアドバイスが欲しい」「プロに添削してもらいたい」と思ったら、ぜひオンライン家庭教師の私たちにご相談ください!
あなたの小論文力を、志望校合格レベルに引き上げるお手伝いをいたします。
これからも、一緒に頑張っていきましょう!
Comments (0)