カウンセリングを生活の一部に、カウンセラーのayakoです。
皆さんいかがお過ごしですか?
今日は、「後悔でつながる」のお話です。
先日ですね、もう長いお付き合いのクライアントさんから、
「夜、ふと目を覚ましたときに、亡くなった愛犬のことが頭に浮かんできて、
しばらく寝られなかったんです」なんていうお話がありました。
その愛犬が亡くなってから、おそらく3〜4年ほど経っているかと思います。
その方は早くにご家族を亡くされていて、
私が初めてお会いしたときは、その愛犬との二人暮らしでした。
ワンちゃんも年を取っていて、体調を崩し始めていて、
最終的には介護のためにお仕事を辞める決断をされました。
本当に深い関係だったんですね。
亡くなったときには、家族の一員を失ったという気持ちで
とても落ち込まれていましたが、
今は猫ちゃんと生活をされていて、少しずつ前に進まれているご様子です。
そんな彼女が、夜中に目を覚ましたときに思い出したのが、
ワンちゃんが足腰が弱くなってから、おトイレまで行くのが大変だったこと。
「あのとき、もっと早くにおトイレの近くで一緒に寝てあげればよかった」
というような、ちょっとした後悔の気持ちが浮かんできたそうです。
「なぜ今このタイミングで浮かんできたんでしょうね」
という話にもなったのですが、彼女自身も分からないとおっしゃっていました。
でも、こうやって思い返すのは、
何かしらの心のメッセージなのかもしれません。
こうしてあげればよかった、という後悔はつらいものですが、
その気持ちがあるからこそ、ワンちゃんの存在が
今も彼女の心の中にずっと生き続けている証なのかもしれません。
100%後悔なく見送れたら、それはそれで素晴らしいことかもしれません。
でも、おそらくワンちゃんは、そんな風に彼女を責めたりしていないと思うんです。
きっと、「ありがとう」と言ってるんじゃないかな。
「お仕事まで辞めて、ずっとそばにいてくれてありがとう」って。
責めているのは自分自身。
自分で自分を責めてしまっているだけなのかもしれません。
この後悔の気持ちがあるからこそ、
ずっと忘れずにいられる。
ずっと心の中で一緒にいられる。
そう思えたら、少し心が軽くなるかもしれません。
後悔や悲しみって、抱えているのはつらいですけれども、
そういった感情があるからこそ、
その出来事をより大切に思えることもあると思うんです。
私も、できることなら後悔のない人生を送りたいですが、
きっとこの先も、何かしら後悔や悲しみを感じることはあると思います。
そんなときには、リフレーミング。
出来事の中に何かしらの意味を見出していく、という視点を
大切にしていきたいと思っています。
一人では難しいときもあると思います。
そんなときは誰かに話したり、第三者の手を借りてみたり。
そうやって少しずつでも、後悔を前向きにとらえていけたらいいですね。
今日は「後悔でつながる」のお話でした。
では、またお会いしましょう。
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