【ピアノ】小さい音にも“芯”を残すには

Kana K

こんにちは。ピアノスクールかなでのかなです。

今日は、小さい音を出すときの話です。

 

レッスンをしていると
「小さく弾こうとしてるのはわかるけど、音がスカスカしてるなぁ」
と思うことがあります。

ちゃんと弾いてるつもりでも
ただ“弱いだけの音”になってしまってるんですね。

 

私も昔そうだったので、気持ちはすごくわかります。

小さく=力を抜く、と思って
指がぐにゃっとしてしまったり
手の形が崩れてしまったり。

 

でも、やっぱり小さい音にも、ちゃんと芯がないとダメなんです。

 

音は小さくても、きちんと鍵盤の底まで届くように。
それって、意外と難しい。

 

私は生徒によく
静かでも、ちゃんと“鳴らす”つもりで押してみて
と伝えます。

あくまで軽く、でもちゃんと届くように

 

あとは、耳でよく聴くこと。

思っているより音が弱すぎて
客席まで全然聞こえないことってあります。

今の、ちゃんと音になってた?
響いてた?

自分の音を、自分で確認することって大事です。

 

今日のレッスンでも、小さな音を練習していた子がいて、
静かにしてるのに、なんか迫力ある音だったね」って話しました。

そういうときって、ちゃんと体も使えていて、フォームもきれいなんです。

 

静かだけど、しっかりした音。

 

それが出せるようになると
表現の幅がぐっと広がっていきます。

 

今日の練習で、
1回だけでもいいので
**小さくて、でも“芯のある音”**を
探してみてください。

かな

Added to Saved

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

Comments (0)

Login to Comment Log in »
Popular ribbon

from:

in:

Lesson Categories

Language Fluency

Japanese   Native
English   Fluent
French   Just a few words

Kana K's Most Popular Columns

  • ピアノコンクールで入賞するための練習法

        ピアノコンクールで入賞するためには、単に毎日練習するだけでは不十分です。大体的に下の3つの観点から練習を見直すと、個性あるだけではなく、高い水準でミスの少ない演奏を実現できます。 1. ...

    Kana K

    Kana K

    0
    599
    Feb 10, 2025
  • 【速いパッセージを安定して弾くコツ】

    こんにちは!かなでピアノスクールのかなです! コンクールや発表会で、速いパッセージが転んでしまった経験はありませんか?指を正確に動かすためには、ただ速く弾くだけではなく、適切な練習方法が必要です。今...

    Kana K

    Kana K

    0
    431
    Feb 17, 2025
  • 【表現力を磨くための具体的な練習法】

    ピアノの演奏で「技術はあるのに感動しない」と言われたことはありませんか?表現力を高めることで、聴く人の心に響く演奏ができます。今回は、表現力を磨くための3つの練習法を紹介します。 1. フレーズごと...

    Kana K

    Kana K

    0
    431
    Feb 16, 2025
  • 【音楽をより感動的にするための3つの工夫】

    ピアノ演奏は、ただ音を並べるだけではなく、聴く人の心に響く表現が大切です。今回は、演奏をより感動的にするための3つのポイントを紹介します。  **1. 曲の背景を理解する**   作曲者の意図や時代...

    Kana K

    Kana K

    0
    429
    Feb 15, 2025
« Back to List of Tutor's Column
Got a question? Click to Chat