※「レッスンの余白」は、わたしが日本語教師をする中で感じたこと、
思ったことをお伝えするコラムです。
どうでもいい話です。
蚊(か)に刺(さ)されやすい人と、刺(さ)されにくい人がいます。
私は、蚊(か)に刺(さ)されやすい人です。
家族で散歩をしていても、
蚊(か)に刺(さ)されるのは、私だけです。
毎年、6月から10月の間は、
外に出る時、虫刺(むしさ)され薬を手放せません。
(私がいた広告(こうこく)会社の後輩(こうはい)で
生まれてから一度も蚊(か)に刺(さ)されたことのない人がいました。
うらやましい話です。
今、思えば
彼が、有名な虫刺(むしさ)され薬の会社を担当(たんとう)していたのも
不思議(ふしぎ)な話でした。)
蚊(か)は、
一番人間を殺している生物だそうです。
もちろん、蚊(か)が直接人間を殺(ころ)すわけではなく
マラリヤやデング熱などの病気を運(はこ)ぶことで、
殺(ころ)しているわけですが、
その数、年間70万人から100万人だそうです。
(WHOなどの統計)
「たかが蚊(か)、されど蚊(か)」ですね。
ところで、「蚊(か)」という漢字は、
左が「虫」で、右が「文(ぶん)」ですね。
以前、これは、
蚊(か)が飛(と)ぶ時の
「ぶ〜ん」という音を表(あらわ)していると聞いて、
「ふ〜ん」と感心したことがあります。
だから、きっと、
日本人が作った漢字(国字(こくじ)と言います)だと思っていました。
でも、これは嘘(うそ)のようです。
読み方は違(ちが)っても
中国でも、「蚊(か)」は「蚊」と書くんですね。
ですから、
「ぶ〜ん」が「文(ぶん)」になったというのは、
おもしろい話ですが、嘘(うそ)、
もともと日本では、「蚊(か)」のことを「か」と読んでたところへ、
中国から「蚊」という漢字が伝(つた)わってきて、
それじゃあ、「か」には、「蚊」という漢字を使(つか)おう、
ということになったんでしょうね。
漢字を使(つか)わない国の方にとっては、
漢字の勉強は大変だと思いますが、
ひとつひとつの漢字に、
ストーリーがあっておもしろいですよ。
いよいよ蚊(か)の季節、
今年も、虫刺(むしさ)されの薬を買いに行きます。
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KOBA
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