カウンセリングを生活の一部に。
カウンセラーのayakoです。
みなさんいかがお過ごしですか。
今日は「思考をゆるめる言葉たち」のお話です。
この配信を録音する前に、私は本を読んでいたのですが、
その本を読んでいたときにふと気づいたことがあったので、お話ししてみようと思います。
私は仕事柄、いろんな方とお話しする機会がありまして、
特に自分に厳しい方って「ゼロか100か」「白か黒か」「イエスかノーか」っていう
二択の思考に偏っている方がとても多いんですね。
どちらかにしなきゃいけない。
これって結構苦しいですよね。
選べない時もあるかと思いますし、
「グレー」っていう答えも、「中間」っていう答えもあるんですよ、
とお伝えしても、それを受け入れるのは最初はなかなか難しいですよね。
その中間を受け入れる練習として、
今持っている思考を徐々に和らげていく方法のひとつが「リフレーミング」です。
リフレーミングというのは、物の見方を変えること。
たとえば、マイナスに感じた出来事であっても、
見方を変えることでプラスに気づけるというテクニックです。
たとえば1日を振り返って、
「今日は雨が降ってきた。出かけられなかったし最悪だな。せっかくのお休みだったのに」
と気分が下がっていたとしましょう。
でもリフレーミングをすると、
「雨が降るってことは気温が下がるし、植物や農作物にはたくさんの水が行き渡ってよかったじゃない」
という思考ができます。
これって、いきなりできることではないんですよね。
無理やり「良いことはないかな?」と探して、
自分で背中を押しながら少しずつできるようになっていく人もいます。
でもそもそも、語彙力がないとできないんじゃないかなって、本を読みながら感じました。
語彙力が少ないということは、表現力に欠ける。
表現力が欠けると、「雨が降ったから作物が喜ぶ」なんて文章が浮かばない。
そういった考えにも至らないということです。
だから、日頃から語彙力を鍛える。
つまり、いろんな文章に触れ続けることが大切だなと改めて思いました。
文章に触れる方法としては、もちろんネット上でもできますが、
やっぱり「本」というのは、得られるものが違うんですよね。
記憶にも残りやすい。
本を作るにはお金も時間もかかるし、たくさんの人が関わっています。
だからこそ、そうやって手間暇かけて作られたものは、
私たちに与えてくれるものがとても大きいなと感じています。
なので、「最近気分が下がって、なかなか切り替えられないな…」という方は、
意外と「本を読んで、いろんな言葉に触れること」が助けになるかもしれません。
そんなことを思って、今日はお話ししてみました。
今日は「思考をゆるめる言葉たち」のお話でした。
では、またお会いしましょう。
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