カウンセリングを生活の一部に。
カウンセラーのayakoです。
皆さんいかがお過ごしですか。
今日は「海外育ちの子 小学校編入②」のお話です。
前回、水曜日に、海外育ちの私の息子が日本の小学校5年生に編入したというお話をしましたが、
今日はその続きとして、雑談のような形でお届けします。
息子は無事に1日目の登校を終えました。
しかし次の日の朝、「行きたくない」と言い出しました。
起きてはいたけれど、「行かない、行きたくない」と。
その理由は、誰も英語を話してくれないということ。
息子は第一言語がインドネシア語ですが、
スムーズにやりとりできるのは英語。
でも、英語を話す子がいない。
だから自分の「居場所」と感じられなかったのかもしれません。
大人でも、言葉が通じない空間にひとりでいるのは、やっぱりつらいですよね。
私としては「せっかくの機会だから行ってほしい」と思いましたが、
私自身、学校に行きたくなくて行かなかった経験があるので、
親の希望だけで無理やり行かせることはできませんでした。
その日は休ませることにしました。
夕方には担任の先生から電話があり、「両太くんどうですか」と。
先生にもご心配をかけてしまって申し訳ないなと思いました。
でも、その日の夜、ある約束をしたら「学校に行く」と言いました。
「じゃあ、学校に行ったらお寿司を食べに行こうか」
もちろん回転寿司ですが(笑)
それを聞いた息子は「うん、行く」と即答。
その会話はスーパーマーケットの中でのことでした。
息子が「お菓子を2つ買いたい」と言ってきたので、
「1つにしようよ」と言うと不満そう。
そこで「じゃあ2つ買ってあげる。その代わり明日も学校行こうね」と提案。
すると「うん、行く」とまた即答。
次の日、「お菓子は1日1つずつにしようね」と言うと、
「うん、わかった」と。
ちゃんと約束を守りながら、学校にも行く準備をしてくれて、
なんだかすごいなと思いました。
その2日間、私は一緒に学校まで歩いて行きましたが、
学校に着くと「もうここでいいよ。お友達が来るから」と言い、
私に「帰っていいよ」と。
教室の前や玄関でも、自分から「もう大丈夫」と言って、
私を見送ってくれました。
その姿にまた驚きと感動がありました。
2日とも、学校で女の子が声をかけてくれました。
初日は「私、英語を使ってみたいの」と言ってくれて、
英語で挨拶をしてくれたんです。
翌日は、同じく少し遅れて登校していたその子と下駄箱で会い、
私と少し話しながら、息子の靴の履き替えを待っていてくれました。
その様子を見て「嬉しいな」と感じました。
息子が「ここまででいい」と言い、
私が去っていくと、息子はその子の後を追って行きました。
たぶん、女の子が何か英語で話しかけてくれていたんだと思います。
子どもって、本当にすごいですね。
大人はつい気を遣ってしまいますが、
その子は純粋に「話してみたい」という気持ちで声をかけてくれたのかもしれません。
そして、息子のことも待っていてくれた。
そんな姿を見て、親としてとても嬉しく感じました。
息子がどう感じていたかはわかりませんが、
私は「今日も頑張って行けたね」と心から思いました。
今日は、そんな息子の小学校編入の続きのお話でした。
今日は「海外育ちの子 小学校編入②」のお話でした。
では、またお会いしましょう。
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