*ミディアムシップ〈練習枠〉を通して感じたこと
初夏の風に、かすかに蝉の声が混じる季節になりました。
湿った空気のなかに、ふと光が差し込むように——
人と人、魂と魂が出会う瞬間も、どこかそんな風に訪れるのかもしれません。
この夏、私はミディアムシップを練習枠として提供させていただいています。
まだまだ学びの途中にあり、完璧ではないけれど、
それでも「今、できるかたちで」——
誰かの心に届くセッションを目指して、静かに扉を開いてきました。
これまでの数回のセッションを通して、改めて感じているのは、
霊界は本当にあたたかく、やさしく、私たちのすぐそばにいるということ。
そして、スピリットとの再会は、どんな段階にあっても、
そこにちゃんと「癒し」と「愛」が生まれるということです。
「練習」とはいえ、そこに宿る真実がある
今回、あえて「練習枠」としてセッションを提供させていただいているのは、
まだ私自身が訓練中であり、完璧なリーディングやエビデンスをお約束できる状態ではないからです。
それでも、スピリットはいつも真摯に応えてくれます。
私の未熟な通訳にもかかわらず、その方らしい雰囲気や仕草、愛情のエネルギーを
そっと届けてくれるのです。
たとえば、あるセッションでは、お母様のスピリットがふんわりとした温もりを伴って現れました。
どこか懐かしい香りや、独特の言葉づかい、そして「今も見守っているよ」という静かなメッセージ。
私の伝え方がまだ不器用であっても、
受け取る側の方の心には、しっかりと“何か”が届いていることを感じました。
その瞬間、「ミディアムとしての完成度」ではなく、
魂の純粋なコミュニケーションこそが、このセッションの本質なのだと改めて思いました。
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