先日、初めてジャズコンサートに行ってきました。
この1年くらい、日本語の生徒さんと一緒にこの本を読んでいました。
穐吉敏子(あきよしとしこ)さんの自伝『ジャズと生きる』
戦前に満州で生まれ、戦後は九州のジャズホールでジャズピアノを始め、東京で一躍有名になり、その後はアメリカに渡って大成功を収めたジャズピアニストです。今年で95歳とのことですが、いまだに現役です。
その穐吉さんが日本でメモリアルコンサートをなさるということで、生徒さんの代わりに(!?)行ってきました。
会場は東京晴海の第一生命ホール。
私より年上の方が多かったですが、ちらほら若い方もいらっしゃいました。もちろん満席です。
穐吉敏子さんのピアノはほんのり丸くやわらかく、夫のルー・タバキンさんの迫力ある雄弁なサックス&フルート、日本人の若手のドラマー高橋信之介さんとベースの金森もといさんの端正な演奏に支えられて、上品でおしゃれな音楽をつくりだしていました。
会場でおそらく最高齢なのではないかと思いますが、ひとたびピアノの前に座ると年齢を忘れさせる演奏で、約80年、ジャズに一心に情熱を傾けてきた方の記念すべき演奏を目の当たりにすることができて、すばらしい経験でした。
これもカフェトークで日本語講師を始めたおかげですね♪
これからも一つ一つの出会いを大切に生きていきたいです。
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