先日開催された「藝祭GEISAI」にお越しいただいた皆様、本当に本当にありがとうございました!!
所属している美術教育研究室の有志作品展示は、なんと累計4500人以上のご来場をいただきました!
今回私の出品した作品は、あるワークショップの様子をまとめたものでした。
フリースクール・ぐんま里山学校さまのご協力のもと、お子さま・スタッフの方たちに描いていただいたのは、
「スクイグル」という芸術療法の一つを参考にした『いきもの』というお絵描きゲームです。
実は私は大学院で、芸術療法を参考にして美術教育の分析を行おうとしています。
アートを介して共に制作し、共に語り合うこと。
これまで多くのレッスンを通して皆さまと共に過ごさせていただいた時間は、
すべてそのような心地よさや、温かみのある時間であったと思います。
「上手くなる」ことも良い目標になるし、
均等な評価軸に従って作品の価値を決めたりすることも、時には必要かもしれません。
しかし、作品制作中の「あ、いいこと思いついた!」「お、それいいじゃん!」と弾む
会話もまたとても有意義なものではないでしょうか。
シーンとした沈黙の中、無心に走る鉛筆の音も、会話と同じくらいとても心地良いものですね。
美術制作は、1人でも行えるものです。
しかし美術教育というのは先生だけではダメで、必ず生徒のみなさんと一緒にいます。
そのような場において、こうした「誰かと居る心地よさ」があることは、
技術の上達や作品の優劣などよりも、ずっと大事なことであるように私は思います。
今回のぐんま里山学校さまでのワークショップではまさに、
この「誰かと居る心地よさ」が絵に現れ、
「誰かと何かを作るワクワク感」が生まれていきました!
『いきもの』というタイトルはもしかすると、この「ワクワク」のことかもしれません♪
....色々書いてしまいましたが、
もしご興味を持っていただいた方は、ぜひ作品解説youtubeをご覧ください!
実際の作品たちも交えながらお話ししているので、
この文章よりは生き生きと、ワクワク感を伝えられると思います^^;
藝祭、現場の様子もyoutubeにしています!
来年は行ってみたい!という方はぜひご覧ください!!^o^
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