先日、President Onlineでとても興味深い記事を読みました。
「悪口を言う人」は認知症リスクが高まり、寿命も縮まる科学的な理由がある…
精神科医の樺沢紫苑さんが書かれた記事で、フィンランドやオランダ、アメリカの研究結果をわかりやすくまとめ、解説してくださっています。
悪口で盛り上がり、ストレス解消したと思っても、どうやら錯覚にすぎないようです。なにしろ、実際には悪口を言うとストレスホルモンであるコルチゾールが高まるというのですから…
これを聞いて、「ざまぁ!!」と勝利を叫ぶ人もいれば、「やば!」と青ざめる人もいることでしょう。
しかし、私がこの記事を正しく理解したとすると、実は「ざまぁ!」の人も安心してはいられないようです。
ここからは私の解釈ですが、
「ざまぁ!」と叫んだ人は、自分の悪口を言った人をかなり恨んでいるということになりませんか?
心の中で相手を攻撃しているわけです。しかも自分の中に抱え込んでいるとすると、かなり自分自身を傷めていることになりますね。
そこでまた、「あの人のせいで私はこんなに大変!」とカッカすると、ますます自分の脳と体をいじめることになります。
まさに、「人を呪わば穴二つ」ですね。
ネガティブな言葉や感情は、相手だけではなく自分をも破壊する。
「悪口を言われている」にも様々な段階があります。
酷い場合は法的措置も必要でしょう。
しかしそれは大仕事。客観的な証拠も必要です。
考えてみると、そこまで深刻ではないという人も多いのではないでしょうか。
「ゆるしなさい」などとは言いません。
相手のためではなく、自分を大切にするために、他の方法を考えましょう。
読書を楽しむとか…
犬と遊ぶとか…
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