今年もあと少しで終わりますね。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
年末は外食や、家族・友人との集まり、仕事の飲み会などが続き、日頃のルーティンが崩れがちになりますよね。
せっかく良い調子で続いていたダイエットも、
「3日間サボってしまった…」
その瞬間に、もうどうでもよくなってしまう。
こんなことが起こりやすいのも年末ならではです。
そんな時にぜひ試していただきたいのが「1日1エクササイズ法」です。
(以前のコラムでも触れていますので、よろしければそちらもお読みください)
これは、1日の中でどんな形でもいいのでエクササイズを行うという、とてもシンプルですが見落とされがちな大切な考え方です。
例えば、
「毎日30分は必ず筋トレや運動をする」と決めている方が、ある日それをできなかったとします。
すると、「できなかった」という罪悪感から、翌日に
「今日は昨日の分も合わせて1時間やろう!」
と意気込んでしまうこと、ありませんか?
しかし、そうすると身体への負担が大きくなり、翌日は疲れ果てて動けなくなってしまう…。
そんな悪循環につながることも少なくありません。
1日1エクササイズ法は、時間や回数を決めません。
その日の体調やコンディションに合わせて、「今日できること」をするだけでOKです。
例えば、
☆仕事の後に飲み会があり運動の時間が取れない日は、会社を出る前にかかと上げをしてから退社
☆帰りが遅くなった日は、寝る前に布団の上で脚をパタパタ動かして骨盤調整するなど
それだけでも立派なエクササイズです。
そして大切なのは、
「これしかできなかった…」
と思うのではなく、
「今日も忙しい中で、身体に良いことができた」
と胸を張って1日を終えること。
忙しく働く日々の中で、あまりストイックになりすぎないことも、継続の大きな秘訣です。
さて、現在ダイエット(ここでは食事制限のこと)をしている方に、ぜひ知っておいてほしいことがあります。
それは、
「あなたは本当に減量しなければいけませんか?」
という問いです。
前回のコラムでも書きましたが、日本人は「とにかく痩せたい!」と思っている方がとても多いです。
もちろん、標準体重を大幅に超え、健康面に不安がある場合は減量を考える必要があります。
しかし、標準体重より4〜5kgオーバーしている程度であれば、いきなり大幅な食事制限をするのは要注意です。なぜなら、食事量を極端に減らすと、身体は「省エネモード」に入り代謝が低下してしまうからです。
私たちの身体は、食べ物をエネルギーや栄養に変えながら、筋肉や臓器を維持しています。
ところが食事量が大きく減ると、身体はエネルギー不足を補うために、筋肉を分解してエネルギー源として使い始めます。筋肉は「動かさない・材料(たんぱく質)が入ってこない」状態では維持されにくく、優先的に分解されやすい組織なのです。
これが「食べていないのに太る…」という現象の仕組みです。
実際には体重に大きく反映されないことも多く、増えても2〜3kg程度かもしれません。
しかし、体脂肪率にはしっかりと表れています。
私の経験上、
「太った」「身体が重い」「お腹が出てきた」
と感じる時の多くは、筋肉が落ちて脂肪が増えただけというケースがほとんどです。
まず注目するのは体重ではなく、体脂肪!
体脂肪率がたった1,5%落ちるだけでも、見た目は確実に変わり、身体の軽さも変わります。
「痩せなきゃ!」というマインドからも解放されていきます。
また、これは年齢によっても大きく変わります。
私自身も41歳になり、「いよいよ代謝が落ちてきたかも…」と感じることが増えてきました。
40代になると、
・骨密度の低下
・代謝の低下
・筋肉がつきにくくなる
といった変化が起こりやすくなります。
だからこそ、しっかり食べて、動ける身体を作ることがとても大切です。
脂肪は、つく「位置」によって見た目が大きく変わります。
女性の場合、胸やお尻に、ある程度脂肪がついていても、それほど気にする必要はありません。
女性らしい身体を作るために、脂肪はある程度必要なものです。
ただし、そこに筋力不足が加わると、脂肪は下へ下へと落ちていきます。
その結果、体型が崩れ、お腹周りや太もも、脚など、ついてほしくない場所に脂肪がついてしまいます。
これは「太った」のではなく、
筋肉が落ちてしまっただけという場合が多いのです。
そんな時に真っ先にやるべきなのは、体重を落とすことではありません。
・引き上げる力を取り戻すこと、つまり筋力アップ
・体脂肪率の見直し
そして現代人は、姿勢の崩れによって太って見えてしまうことも非常に多いです。
姿勢を整えるだけで、見た目が大きく変わることもぜひ覚えておいてください。
脂肪は敵ではありません。
どこについているかで、見た目への影響が変わります。
姿勢を改善しただけで
「痩せたね!」
と言われることもありますし、体重がほとんど変わっていなくても、体脂肪が落ちただけで
「すごくスッキリしたね!」
と言われることもあります。
ですので、標準体重を10kg、20kgと大きく上回っていない場合、いきなり食事量を落とすことは逆効果になることもあります。まずは、
1、しっかり食べて動ける身体を作る
2、脂肪がついている位置を確認する
3、筋肉量と体脂肪の関係を知る
この3つを意識してみてください。
そして体型に自信が持てない方、特に女性の方にはダンスがおすすめです。
ダンスは身体のラインを引き出してくれる、とても優秀なエクササイズです。
私のYouTubeチャンネルでは、来週中に自宅でできる簡単なダンスエクササイズを公開予定です。
ジャズダンスのウォームアップで使われるような動きをベースに、全身をしっかり使っていきます、激しく跳ばず、難しい動きはありません。
流れるような動きで、自然と身体のラインを引き出していきます。
現在制作中ですので、よろしければチャンネル登録をしてお待ちください。
チャンネル内では、その他のエクササイズ動画も配信していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
それでは皆さま、どうぞお身体に気をつけてお過ごしください。
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