こんにちは、エンパワlaboの有岐です。
今回は、「内丹術」なかなか書かれていない行法のついての後半です。
前半は、こちら
▶#01「真の内丹術」エネルギーの錬金術 | Yuki.Kyoto 講師コラム - Cafetalk
第二段階:錬気化神(れんきかしん)
「気を練りて神に化す」――意識と気の融合・陽神が成る段階
ここから、修練の質が劇的に変わります。
錬気化神とは、
気が「主体を支える力」に変わること。
「気質」が確実に変化したと実感できる段階です。
ここでいう「陽神」とは、
感情や思考、外部の刺激に飲み込まれず、
それらを“扱える主体”のことです。
この段階の特徴
錬気化神に入ると、明確な軸が生まれます。
・「観ている」自分がいる
・「気づいている」自分がいる
・「選べる」自分がいる
曇りガラスが取り払われ、自分がどこにいて、何があるのかが見えてきます。
感情を「波」として客観視できるようになり、
苦しみが以前と比べ、一歩手前で止まるようになります。
「自分の『期待』が『渇望』を生んでいたのだ」と腑に落ち、サティー(気づき)が努力ではなく、自然な状態へと変わっていきます。
これが
「陽神が成る」=「私」という主体が
氣によって自立する
ということです。
錬気化神で使う呼吸法
この段階では、「火を水で冷やし、気を練り固形化する」、内丹術(エネルギーの錬金術)における 「結丹(けったん)」、
つまり体内に「黄金の薬(金丹)」を作り出すプロセスに入ります。
「火の力(進陽火)」を「水の性質(間息)」で包み込み、圧力をかけることで初めて、気は密度を増して固形化(結晶化)します。
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進陽火(しんようか)/ 陽火を回す呼吸
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役割: 凝縮と結晶化。
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解説: 濃くなった氣を意識という火種でさらに純化させます。気は液体のような重みを持ち、意識で自由自在に操れるようになります。これが「陽神」の材料となります。
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間息(かんそく)/ 無為自然の入り口
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役割: 転換。
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解説: 「動」から「静」への転換点です。意図的に止めるのではなく、集中が極まった結果、自然に呼吸が止まる(きわめて微細になる)状態。ここで「作為(なにかをしようとすること)」を捨て、「無為」に入る感覚を掴みます。
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この段階は、氣の修練で1つの山を制覇する
「氣を操る事が出来る」段階です。
ここでの重要ポイントがあります??
「火」で熱し、「水」で圧をかける
内丹術では、下丹田を「釜(かま)」、氣を「薬」に見立てます。
火を水で冷やし、気を練り固形化する・・・
つまり体内に「黄金の薬(金丹)」を作り出す内丹術です。
・進陽火(加熱): 呼吸で下丹田の温度を上げ、エネルギーを供給する。
・間息(冷却と圧縮): 静寂な意識で熱を封じ込めます。
熱せられた気は放っておくと上昇し、頭から抜けてしまいますが、
意図的に「冷ます」ことで、気は重くなり、下丹田へと沈殿・凝縮し始めます。
蒸気が冷やされて水滴になり、さらに圧力をかけると氷になるように、気を「気体」から「液体(重み)」へ、そして「固体(芯)」へと変化させます。
進陽火という熱を、間息という静寂(水)で封じ込めることで、
気の密度を極限まで高めるのです。
呼吸による「固形化」のメカニズム
「練り固める」段階では、呼吸はより特殊な役割を果たします。
1.武火と文火の「錬金術的」な役割 :
「武火(ぶか)」と「文火(ぶんか)」は、
料理でいう「強火」と「弱火」に例えられます。
その目的は単なる加熱ではなく「変質」にあります。
進陽火(武火)で高まった熱を、意識を微細にすることで
「間息」(文火)へと切り替えます。
これが非常に重要です。
強火で沸騰させたものを、弱火でコトコト煮込むことで成分を抽出・濃縮し、 丹田の器に定着させるのです。
2.凝神(ぎょうしん):火と水の「重合」 :
意識(火)を丹田の気(水)の中に没入させます。
火の塊を水で冷却すると、丹田の中で「熱い蒸気」が発生します。
その蒸気が循環を繰り返すうちに、粘り気のある「煮詰まったシロップ」のような状態に氣が濃縮します。
これが「硬い芯のような感覚(丹)」の第一歩です。
3. 固形化のプロセス:気から「丹」へ
熟練者が感じる「固形化」の境地
意識を極微にすること。
それは、単に呼吸ではなく、
凝神で意識を練り込むことで「体内の内圧が高まる」のです。
熟練者は、このプロセスを通じて
「腹の中に、自分の一部でありながら不滅の核(ダイヤモンドのような硬度)が存在する」
という感覚に至ります。
一度この「芯」ができると、日常のどんな場面でもエネルギーが散逸しません。
人生のどんな局面にも対峙出来る心、
または、精神の絶対的な安定(不動心)が生まれるのです。
心の勉強を始める前は、
感情に振り回されやすい
思考が止まらない
正しさや比較が強い・・・
そんな「現実を変えたい」と思い、辿り着いたのが”呼吸”だったのかもしれません。
「錬精化気」から始まり、
― 陽神が「成る」段階、「錬氣化神」の段階まで歩いていくと、
氣が「主体を支える力」に変わることを実感できるでしょう。
それは、 身体が整い、呼吸が深まり、氣が満ちる・・・
その結果、自分の軸が立ち
「立っていられる意識」
「崩れない中心」
が生まれている自分に気づきます。
—これが、「陽神が成る」ということです。
✨✨✨
つまり、”陽神が”成る”とは、
感情・思考・刺激に飲み込まれず、 それらを“扱える主体”が
気によって自立する ということです。
cafe投稿の文字数をまた超えてしまいました・・・
続きは次回!
いつも読んで頂きありがとうございます。
氣功師の有岐阜でした。



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