レッスン、指導の質向上のために指導者が何をしているか?意外と生徒さんには知られていないかもしれません。
レッスン料は技術料。その技術の仕入れは一回仕入れて終わりなのか?
個人的には、指導者自身が教わったことや使ったテキストをそのまま、自分の生徒に与えると、必ず限界がきて、せっかく手にした楽器でふしあわせになると考えています。
人それぞれ体格のみならず、考え方、感覚や言葉は違います。
そのメソッドで大きな挫折もなくなんとなく上手くなる人もまちがいなくいらっしゃいますが、悩みなく上達した人は、生徒さんが「できない!」と悩んだ時の解決策に悩みがちです。
一方で、新しい曲、新しいテクニック、新しい知識でことごとく悩んで解消方法を見つけてきた人は、引き出しが沢山あります。でももっといい方法があるかもしれない。
さらに、どんな人もなんとなく、こんかもんかな、でやっているものも沢山あったりします。
本当にそれでいいのか?
できるからいいや、ではなくて
よりよくするためにどうするか?という人の基本姿勢として最近なにがあったか挙げてみたいと思います。
■新しい曲に取り組む、リサイタルやコンサートを開く
食べたもので身体ができていたりするのと同じことで、どんな曲と過ごしたか、というのはどんな音楽家かと言う点でとても大事です。
■「プロが尊敬するプロ」の演奏に触れる
人はどうしてもその人のいた環境の中で価値観や基準ができていきます。
基準を高めていかないと、質は高まらないので、老練の名手の演奏に触れるのはとても大切です。
先日、自分の先生の先生(87歳)の演奏を拝聴しました...元気に歩かれているだけで驚きなのに、演奏も音色も異次元、共演者へのホスピタリティにも溢れていました。
特に、こういう演奏に触れると、日々ある細かな気づきが確信になったりします。
■公開レッスンを聴講する
受講生が言われていることの多くが、自分が教わってきて知っていることだとしても、表現や言葉選び、どこまで分解して伝えるのか、自己鍛錬のためにきっかけだけを伝えるのか、など学びが沢山あります。レッスンの一番大事なところの幅を固定しない、言葉の選択肢を増やす、見本の見せ方をどうするか、など。
先日は77歳と82歳の先生方の公開レッスンを聴講しました。そんなすごい先生方でも「なにかがたりない」気がするときに、ぐっと考えてから伝えられているところに指導の責任を感じました。
■本を読む
くだらない本もたくさんありますが(毒)、誰がどんな練習をしてた、誰がこう言った、この時こんなことがあった、など、論文やインタビュー記事にはたくさんのヒントがあったりします。もちろん全部を繋げてしまうと闇鍋状態になるのですが、いろんな視点や立場を知ることはとても大切です。音楽に正解はないというものの、明らかな誤りはあったりするもので、その根拠はとても大切です。
ざっくばらんに書いてみました。
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