皆さま、こんにちは。
レッスンの中で、生徒さんからよくいただくお悩みにこんなものがあります。
「Is this... がどうしても言いにくいんです。口が回りません。」
「イズ・ディス」と一音ずつはっきり言おうとすると、舌がもつれてしまいますよね。
実はこれ、英語の音の並びとして少し発音しにくい組み合わせなのです。ネイティブスピーカーでも、丁寧に区切って発音するとやや言いづらさを感じることがあります。
なぜ「Is this」は難しいのか?
原因は、/z/(Is)と /ð/(this)という、よく似た「濁る音」が続くことにあります。
Is /z/
舌先を歯茎(歯の裏)に近づけて発音します。
this /ð/
舌先を軽く歯の間に出して発音します。
つまり、
歯茎 → 歯の間
という、ほんの数ミリの舌の移動が必要になります。
この微妙な動きを瞬時に行うため、言いにくく感じる人が多いのです。
ネイティブはどうしているのか?
ネイティブスピーカーは、実際の会話ではこのフレーズを一音ずつ区切って発音することはほとんどありません。
通常は
/ɪz ðɪs/
ですが、会話では音が自然につながり、
「イズディス」
のように、一つのかたまりの音として滑らかに発音されます。
さらに、発音の流れの中で /z/ の舌の位置が少し前に寄り、歯に近い位置で発音されることもあります。
このように音が自然に変化する現象を、同化(assimilation)や連結(linking)と呼びます。
本日のアドバイス
この「同化」を意識すると、次のような単語もぐっと発音しやすくなります。
months(月)
maths(数学)
これらも、ゆっくり発音すると音が重なって難しく感じますが、実際の会話では音が簡略化され、自然なリズムで発音されます。
完璧な発音を目指して立ち止まるより、心地よいリズムで会話を続けることの方がずっと大切です。
「このフレーズ、どうしても口が回らない!」
そんな表現があれば、ぜひレッスンで一緒に解決していきましょうね。
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