受験シーズンも終了し,少しだけ余裕が出てきましたので,コラムを時々書こうと思います。
20年以上の経験と観察と知識を少しシェアさせていただきます。
今週のテーマは「本当に効果のある 5つのシンプルな学習法」です。
ご自身やお子さんの学習に取り入れてみてはいかがでしょうか。
1️⃣ 想起学習(アクティブ・リコール)
人間はしょせん「すぐに分かったつもりになる生き物」。
「テキストを見直す」のではなく,「書いてあったことを言えるか,再現してみる」のです。
やり方:
- 解説を見て解いたあと,目を閉じてもう一度説明してみる
- 英単語を見て日本語を答えるのではなく,日本語から英語を思い出す
- レッスン後に「今日習ったこと」を自分の言葉で話す
紙も鉛筆もいりません!
でも,短時間でできる「思いだす」だけの,しかし,最高の復習,学習です。
2️⃣ 分散学習(スペースド・レピティション)
人間はしょせん「忘れる生き物」。
「忘れかけたころに復習する」スケジュールを組むだけです。
茂みの中を一度通っただけでは道はできません。何度も通ることで自然と道ができます。
雪国での歩道の通路も同じですね。あっ,雪国ではない方,想像力を働かせてください。(笑)
やり方:
- 帰宅後すぐ,1日後,1週間後,1か月後にもう一度解いてみる
- そのためには,やった日付と曜日をページ上部に必ず書く(例えば,「3月21日土曜日」と書く → 3月22日日曜日,3月28日土曜日,4月21日は「3月21日土曜日」と書いてあるページを勉強する)
忘却曲線に逆らうことによって,短期記憶を長期記憶に定着させられます。
また,忙しい中高生も,短時間なら復習できます。
3️⃣ 独り芝居学習
自分が先生になり,目の前に透明人間がいるとイメージしてその人に教えてみます。
やり方:
- 今読んだこと,問題の解答を,目の前の生徒がいるつもりになって教える,という独り芝居をする
- ちゃんと説明できなかったところが,弱点 → そこが復習ポイント!
- 教科書を最初に読む時も「目の前の人に話しかけるように」感情を込めて読み,読んだことを説明する時も芝居のように話を盛って先生役を演じる
人間はしょせん「忘れる生き物」。
4️⃣ 交互学習(インターリービング)
人間はしょせん「飽きる生き物」。
長時間同じ教科や分野を勉強しても,効率が下がるだけです。
やり方:
- 数学を 3時間するのではなく,他の教科を交互にする → 数学 30分,英語 30分,理科 30分,国語 30分,数学 30分,社会 30分など(計算タイプ,記憶・理解タイプなどできる限り別のタイプの教科を交互に勉強するのがポイント)
- どうしても数学を 3時間したかったら,計算,図形,確率,方程式など,できるだけ別分野を交互にする
同じ問題ばかり連続して勉強しても,パターンを覚えてしまい,テスト本番では解けません。
本当に理解して初めて,バラバラに問われても答えられるのです。
外国語の勉強では,10-15分ごとに色んなタイプの練習をするのも効果的と言われています。
人間は「未知のままでは理解できない生き物」。知らないことは理解できません。
知っていることと結びつけて初めて理解できます。そして,記憶できます。
初めて食べる物に,拒否反応や違和感を感じるのは防衛本能です。
やり方:
- 新しい単語や概念を聞いた時に,「これはあれと似ているな」「自分の生活のあの場面で使えるな」と関連付けて考える
- そうしたことを結びつきを教えてくれる先生は教え方が上手だが,そうでない場合は,自分で考えてみる!
一見,無駄に見えるそのような思考自体が,将来忘れた時に思い起こすきっかけになります。
いかがでしたか。
無意識のうちに自分でもやっていることがあったでしょうか。
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