やる日、やる人、やるところ(会場)、やること(曲目)が決まると、
お知らせをしていかなくてはいけません。
ブログやnote、各種snsに書けば皆さまにお越しいただけるものか?というと、
まったくそんなことはございません。
また、ここでチケットを発券するか問題が出てきます。
20年近く前のことですが、ある先輩のコンサートをお手伝い(受付)したときのこと...
チケットお取り置き(チケット現物は主催側にあり、
当日精算で交換)で連絡なくいらっしゃらない方。
また、精算済みで券をお持ちの方で、
数枚を「いらなくなっちゃったから返金して!」と
当日受付で仰る方(シンジラレナイ!)など、色々見てきました。
まだスマホも普及しておらず、Wi-Fiの読み方もわからない方も多い頃、
同世代はこういった課題に頭を悩ませており、
1番はっきりした主張の企画だと「事前銀行口座振込で、
入場券として、払込票や利用明細票をご提示ください」というものもありました。
間違いはないけど、感熱紙がチケット代わりというのも...複雑な気持ちでした。
最近はアプリやぴあの利用もできますが、
そのエリアや企画の相場を考えたときに
その手数料をペイできるか?
(チケットをお届けする郵便代を考えれば、手数料の方がまだ安価かもしれませんが)
ご来場いただきたい年齢層の方に不便をしいないか?
便利なものでも、ホスピタリティを考えた時に全ての課題が消えるわけではありません。
思案した挙句、今回はwebフォームやメールのご予約受付で、当日現金精算にしました。
ただし、この場合釣り銭用意や金庫管理というタスクが生じます。
考えてみれば当たり前のことなのですが、
チケット料金や入場料やその精算というのは、なかなかいろんな事情があるものなのです。
話を戻して、お知らせの件。
フライヤーを作る必要もあります。
最近は、編集ソフトも選択肢が広がり、ネット入稿も手軽になりました。
一方で、チラシはいらないからネットで完結したいという方もいらっしゃいます。
対応するためには、そのイベントの詳細がわかるサイトが必要です。
どちらにしても、サイトに載せるフライヤー画像があるのが一般的かもしれません。
テンプレートも多いですが、
企画の一つの世界観になるのは間違い無いですし、
その雰囲気も含めて味わいだったり、満足度につながると考えているので、
デザイナーにまかせたり、自力でやるか、など選択肢は色々です。
僕の場合、自分の企画分は自分でやります。
おしゃれ感を出そうと思えば、流行りのテイストというものがあります。
一方で読みやすさ、手に取っていただくためのインパクトと
伝えたいテキストの情報を両立できているか?という問題が常にあります。
個人的意見ですが、あんまりガチャガチャした柄をつけるのは好みません汗。
僕の場合に気をつけることといえば...
フライヤーは、フライヤーの陳列棚に置かれる場合があります。
この時に(下の段のフライヤーに隠れて)フライヤーの上1/3くらいしか
表面に見えない場合があります。
そこに日付を置くのか、タイトルを出すのか。
また、三つ折りで封筒に入れてお届けする時に、
1/3ごとに、まとまりよく情報や写真があるか。
それはそれとして、出演者の写真で顔の向き、光の向き、
トリミングできる余白範囲などの制約も付いてきます。
全体の色彩感も、利用する写真の衣装の色や
背景の明暗なども結構気にした方が良いと思っています。
無論、こだわり始めたらキリがないですし、
専門の方々でも見地が違えば
評価も異なってきますからやりたいようにやるしかありません。
大事なのは、やりたいイメージがあるにもかかわらず、
自分の編集技量や制作環境によってそれが実現できないときは、
スパッと自力を諦めるか、デザインを方向転換すべきということです。
ここは楽器の演奏と似ています。
楽譜を読んで実現したい音色や質感のイメージがある、
それを実際に身体的に、物理的な振動にするためには技術が必要です。
ただ、我々デザインの専門家ではないので、
自力でやる分野はほどほどにおさめるのが吉でしょう。
一度やってみると色々気付かされるものです。
その方面、その分野の専門の方々の知見は
AIで代替しにくいものがたくさんある気がします。
最後の選択は人がやることですし、
特に民族や文化固有の感覚をもってデザインを
肌感で直感的に評価することはやはり人にしかできないでしょう。
そして、地元でやるのは初めてだし、
この規模やこの企画自体、滅多にないことだから〜、と
一週間以上夜鍋を重ねてやっと入稿したところです。
実際の印刷物がどうなってくるか、モノを見るまで安心はできません!
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