今回は、
「日本語で上手く会話できない原因は、日本語力だけではない場合もある」
というテーマについてお話しします。
日本語学習者の中には、
・単語も勉強している
・文法も勉強している
・日本語も理解できる
それなのに、
「うまく会話できない」
と悩んでいる人が少なくありません。
もちろん、
語彙力不足
練習不足
会話経験不足
などが原因の場合もあります。
その場合は、
インプットを増やす。
アウトプット練習を増やす。
実際に話す機会を増やす。
そうすることで、少しずつ会話力は上がっていきます。
しかし、生徒によっては別の原因があることもあります。
私は時々、
「母語では話すのが得意ですか?」
と聞くことがあります。
すると、
「母語では特に困ったことはありません」
「普通に話せていると思います」
という人もいれば、
「実は母語でも会話が苦手です」という人もいます。
例えば、
・リアクションが苦手
・質問するのが苦手
・会話を広げるのが苦手
・自分の気持ちを言葉にするのが苦手
というケースです。
この場合、日本語だけが原因ではなく、「会話・コミュニケーションそのもの」に課題がある場合もあります。
つまり、日本語を勉強するだけではなく、会話力そのものを鍛えることも大切になります。
私はレッスンで、単に日本語を教えるだけではなく、
・どう伝えるか
・どう反応するか
・どう質問するか
・どう会話を広げるか
も大切にしています。
なぜなら、実際の会話では、文法だけではなく「コミュニケーション力」も必要だからです。もちろん、最初から上手にできる必要はありません。
会話力も、スポーツや楽器と同じで、練習しながら少しずつ上がっていくものです。
そして、これは外国語だけではありません。
母語でも、会話経験やコミュニケーション経験によって変わっていきます。
だから私は、
「日本語」だけではなく、「会話・コミュニケーション」
も一緒にトレーニングすることを大切にしています。
一歩ずつ続けていけば、着実に自然と会話できるようになっていきます。