今回はちょっと微笑ましい生徒さんとのやりとりをコラムに記します。
その生徒さんは、オンラインではなく、直接通ってくれている生徒さん(5歳の女の子)なのですが、私の教室では、スタジオでレッスンをしています。
スタジオが空くまでの待ち時間、いつのまにか靴を脱いで、一つ上のお兄ちゃんと遊び始めたので、「靴履いて」と、私とお母様で何度も促すのですが、「なんで?」と言って履こうとしませんでした。「ここは外だから」という大人にとっての正論は、子どもに通じるはずもなく笑
私は逆に「じゃあ、なんで履かないの?」と興味本位で聞いてみました。
そしたら、
生徒ちゃん「蜘蛛だから。」
私「蜘蛛?」
生徒ちゃん「うん、蜘蛛。」
蜘蛛だから履かないって意味不明(笑)と思いつつ、
私「⚪︎⚪︎ちゃんは、蜘蛛じゃなくて人間だから靴履いて。」
生徒ちゃん「蜘蛛だよ。」
これは負けられない(笑)
私「蜘蛛はね、ピアノ弾けないよ。お話もできないよ。だから、⚪︎⚪︎ちゃんは人間だよ。」
生徒ちゃん「蜘蛛はピアノ弾けるよ。」
私「なんで?笑」
生徒ちゃん「だって、手がいっぱいあるから。」
なるほどねー!笑 でも大人はここで負けない(笑)
私「それは、手じゃなくて、足なんだよ。」
生徒ちゃん「え!(驚!!)」
その後、足でピアノ弾いてみる?とか、発表会で、みんなの前で足で弾く?とか色々ぺちゃくちゃ喋っていたら、それはさすがに無理と思って納得してくれたかは分かりませんが、その後すぐ靴を履いてくれました(笑)
でも、蜘蛛は手がいっぱいあるからピアノが弾けると思っていたのかーと、妙に納得してしまいました(笑)
小さい子の想像力は豊かで、一見、言うことを聞いてくれない時に逆質問すると、意外とおもしろ回答してくれるので、その子なりの考えがあるんだなと思うと同時に、子どもって色んな意味で本当におもしろいなと思います。
そんな生徒さんですが、実際のレッスンでは、弾いている曲のメロディーを音名で歌いながら弾いてもらうと、音程がとても正しく取れていたり、テンポも一定に保って弾けたり、一つ上のお兄ちゃんが弾いている曲のメロディーをなんとなく音感だけで弾けたり、初心者にはなかなか難しい指や手の形も器用に出来ていたり、え?!と驚くことが度々あり、充分素質のある将来が楽しみな生徒さんの一人なのです。
ちなみにこの生徒さんの場合、今は、特別な音感やリズムの訓練をしているわけではありません。あくまでピアノを弾きながら養っています。
これからも生徒さんそれぞれの個性や素質に出会えることをとても楽しみにしております☆
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