Thumbnail Image

続・自らに「なぜ」と問う、志望理由書のポイント

Masa.Y

6月、水無月。梅雨の時節となりました。
梅雨というと少し気鬱な気分。祇園祭の風情とともにそれが明けると京都では、あの酷暑がやって来ます。
夏本番なのですが、総合型選抜の受験を控える方にとっては、さらに悩ましさが頭をめぐる様子が浮かんできます。
そうです、9月の出願までに志望理由書を完成しなければならないのです。
オープンキャンパスに行ってから書こうでは、遅きに失したことになる可能性が高いです。

夏休みは志望理由書を書き上げるという点を踏まえて、今、何をする時期なのでしょうか。
それは、自分自身を知るための準備期間です。
この梅雨時期は煩わしい時節なのですが、忍びつつ、耐えつつ、まずは自身の棚卸しが必要となります。

基本姿勢は、「なぜ」です。
志望理由書は、「なぜ」を自らに深く問いかけることと言っても過言ではありません。
「何を書けばよいのかわからない」「まだ志望理由書を書けるほど考えがまとまっていない」と悩む前に、自身に「なぜ?」と問い掛けてみましょう。

重要なのは、いきなり志望理由書を書こうとするのではなく自分自身を見つめ直し、自分の経験や考えを整理すること=棚卸しです。
志望理由書は単なる自己紹介文ではなく、
「私はなぜこの大学で学びたいのか」「なぜこの学部・学科を選んだのか」「これまで何に注力してきたか、将来に対してどのような方向性や指針を考えているか」
を大学へ伝えるための文書です。

今回、5つのSTEPに則して志望理由書を作成するに際に、その土台作りをご紹介します。

STEP1 自分自身を振り返る
まずは高校生活やこれまでの経験を整理しましょう。
出来事そのものではなく、「なぜ頑張ったのか」「なぜ印象に残っているのか」を考えてみてください。

頑張ったこと(例として)
・部活動
・委員会活動
・生徒会活動
・ボランティア活動
・資格取得
・習い事
・探究学習

印象に残っている経験
・成功したこと
・失敗したこと
・悔しかったこと
・感動したこと
・人から影響を受けた出来事

STEP2 興味・関心を整理する
自分がどのようなことに興味を持っているのかを考えます。(例として)
・国際交流
・外国語
・教育
・心理学
・経営学
・福祉
・環境問題
・地域活性化

きっかけは、
・授業
・本や映画
・ニュース
・家族や友人との会話
・自身の体験
など様々です。

STEP3 将来について考える
将来の職業が決まっていなくても問題ありません。
今の段階で考えるのは、「どのような人になりたいか」「どのような将来像を持っているか」という点です。
例えば、
・人の役に立つ仕事がしたい
・海外と関わる仕事がしたい
・地域社会に貢献したい
・教育に関わりたい
・社会課題の解決に取り組みたい
などです。
将来像が明確になると、大学で学ぶ目的も見えやすくなります。

STEP4 大学について調べる
志望する大学、学部・学科について大学研究を進めてください。
調べるポイントは以下の通りです。

① 学部・学科
どのような学問が学べるか。
② 授業内容
興味のある授業があるか。
③ ゼミ・研究内容
どのような研究が行われているか。
④ 留学制度
海外で学ぶ機会はあるか。
⑤ 資格・キャリア支援
将来につながる制度はあるか。
⑥ 卒業後の進路
卒業生はどのような分野で活躍しているか。
特に興味を持った授業名やゼミ名、教員名があればメモすることをおすすめします。

STEP5 自分と大学を結びつける
志望理由書で最も重要なポイントとなる点です。
大学の特徴を並べるだけでは志望理由にはなりません。
例えば、
「留学制度が充実している」
「有名な大学だから」
だけでは不十分です。
大切なのは、
自分の経験
 ↓
興味・関心
 ↓
大学で学びたい内容
 ↓
将来の目標
がつながっていることです。

【例として】
高校で国際交流活動に参加した
 ↓
異文化理解に興味を持った
 ↓
大学で国際関係について学びたい
 ↓
将来は国際的な環境で活躍したい
 ↓
だから〇〇大学を志望する。学部は国際関係学部を志望する。
この流れを意識することが重要です。

こうした流れで自身を振り返りつつ、よく整理してから書き始めてみましょう。
また、下記の5つのポイントを実際に検討し、自らの棚卸しも視野に入れながら、志望理由書の構成を意識してみるのも得策と言えます。

①高校生活やこれまでの経験で頑張ったこと(3つ程度)
「なぜその経験が印象に残っているのか」を簡単にまとめる。
②興味・関心のあるテーマ(3つ程度)
「なぜ興味を持ったのか」を簡単にまとめる。
③将来やってみたいこと(3つ程度)
具体的な職業や活動でもかまいません。
④大学研究を進める中で気になった授業・ゼミ・制度
⑤「大学で何を学びたいか」「何を研究したいか」を簡単にまとめる。

一人で整理するのが難しい場合は、下記のレッスンも開設していますので、ご活用いただければ幸いです。
最後にひとこと。
京都では、お精霊さん(おしょらいさん)と呼ばれるご先祖さまをお迎えし、五山の送り火を見ながら再びお帰りいただくというならわしが今も残っています。
夏の盛りを迎えるお盆の頃には、受験生の皆さんも志望理由書の完成版が見えていることでしょう。

6月に自らの「なぜ」と向き合い、少しずつ積み重ねてきた思考や経験が、ひとつの志望理由書として形になっているはずです。
そして、その積み重ねを力に変えて、9月の出願、10月の本試験へと颯爽と繰り出そうではありませんか。
专栏文章仅为讲师个人观点,不代表 Cafetalk 立场。

回应 (0)

登录之后,添加评论 登录 »
Recommend ribbon

来自:

住在:

授课种类

讲师会的语言

日语   母语程度

Masa.Y 讲师的人气专栏

« 讲师专栏首页
在线客服咨询