私の好きな日本語「一期一会(いちごいちえ)」
一


みなさんは「大切な出会い」を考えたことがありますか。
私が好きな日本語の一つに「一期一会(いちごいちえ)」という言葉があります。
「一期」とは「一生」という意味です。「一会」とは「一度の出会い」という意味です。つまり、「一期一会」とは「人生で出会う一つひとつの瞬間や人との出会いを大切にしましょう」という考え方です。
日本では、昔から茶道の世界で大切にされてきた言葉です。同じ人と同じ場所でお茶を飲む時間は、二度と同じものにはなりません。だからこそ、その時間を心を込めて大切にします。
私はベトナムで日本語を教える中で、毎日たくさんの「一期一会」を感じています。
日本で働く夢を持って勉強している学生、日本企業で活躍したい人、高校で日本語に興味を持った若い人たち。初めて会った時は緊張していた学生が、少しずつ日本語を話せるようになり、自信を持って成長していく姿を見ることがあります。
その一人ひとりとの出会いは、私にとって大切な宝物です。
外国語を勉強するとき、言葉を覚えることも大切ですが、その言葉の中にある文化や考え方を知ることも大切です。
「一期一会」という言葉には、日本人が大切にしている「相手への思いやり」「感謝の気持ち」「今を大切にする心」が込められています。
日本語を学んでいるみなさんにも、ぜひ覚えてほしい言葉です。
今日出会った先生、友達、仕事の仲間との時間は、人生で一度だけの特別な時間かもしれません。
だからこそ、一つひとつの出会いを大切にしていきましょう。
「一期一会」
この四文字には、日本の心が詰まっています。
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