Oxford Reading Treeには、冒険を楽しみながら自然や歴史、科学について学べる作品がたくさんあります。
Level 9 の『Green Island』もその一冊。
舞台は、学校の宿泊学習。
海辺で生き物を観察したり、地図を見ながら散策したりと、まるで本当の校外学習に参加しているような気分になります。
でも、この物語はただの自然観察では終わりません。
「見る」だけでなく、「守る」ことも学ぶ
浜辺では、子どもたちが油で羽を汚したカモメを見つけます。
It can't fly because it has oil on its feathers.
「羽に油がついてしまったから飛べないんだ。」
この一文だけでも、なぜ海洋汚染が生き物にとって深刻なのかが伝わってきます。
子どもたちは動物を助けるハニーさんのもとを訪れ、傷ついたカモメやラッコのお世話について学びます。
物語を読みながら、自然と環境保護への関心が育っていくのも、この作品の魅力です。
"I hope so."
ラッコのフィオナが海へ帰る場面で、ウィルフはこう尋ねます。
"Will Fiona be all right now?"
「フィオナはもう大丈夫なの?」
それに対するハニーさんの答えは、
"I hope so."
「そうだといいけれど。」
とても短い表現ですが、英語では本当によく使われます。
「きっと大丈夫!」と言い切るのではなく、
「そう願っているよ。」
という、やさしく自然な気持ちが表れています。
会話でもそのまま使える便利なフレーズです。
冒険の相手は怪物ではなく…
物語の後半、子どもたちは島の洞窟で不審なドラム缶を見つけます。
そこに入っていたのは、
toxic waste(有毒廃棄物)。
環境を汚すごみを、誰かが島に不法投棄していたのです。
ORTの面白いところは、
ドラゴンや怪物ではなく、
「現実に起こりうる問題」
を子どもたちの目線で描いていること。
だからこそ、
「どうしてこんなことをするんだろう?」
という疑問が自然に生まれます。
力ではなく、知恵で解決する
犯人たちが再び島へやって来ると、
ハニーさんは落ち着いて行動します。
子どもたちも協力しながら、犯人たちのボートを動かしてしまうという機転で事件を解決。
最後は警察が到着し、島の自然は守られます。
ORTでは、誰かをやっつけるヒーローではなく、
「知識」と「協力」が問題を解決する力になる
というメッセージが、さりげなく描かれています。
物語の中で覚えられる英語
『Green Island』には、
-
upside down(上下逆さま)
-
wash up(食器を洗う)
-
keep away(近づかない)
-
look after(世話をする)
-
let ... go(放してあげる)
-
I hope so.(そうだといいね)
など、日常でもよく使う表現がたくさん登場します。
単語だけを覚えるよりも、ストーリーと一緒に出会うことで、記憶にも残りやすくなります。
レッスンでは…
レッスンでは、
・音読と発音練習
・ストーリーの理解
・印象的な英語表現の確認
・海の生き物や環境問題についてのミニトーク
などを取り入れています。
『Green Island』は、
「英語を読む」
だけではなく、
「英語で世界を知る」
きっかけを与えてくれる一冊です。
子どもから大人まで、読み終わったあとに少しだけ海や自然を見る目が変わる——そんな素敵な物語を、一緒に楽しんでみませんか?
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