
難しい年頃の娘を持つ父親の朝は、だいたいこの4コマの通りじゃマイカ。
新聞を広げながら「制服のスカート短すぎるんじゃないか」と切り出す父。返ってくるのはスマホ画面を見たままの「はいはい」。もう一押ししようと「お父さんはな、心配して…」まで言いかけたところで、娘はすでに玄関のドアに手をかけている。
セリフは宙に浮く。バタン、と閉まる音だけが玄関に響く。
残された父は、誰もいない玄関で新聞を見つめながら、ぽつりとつぶやくのだ。「…スカート、まだ短い気がするんだが」と。
聞いているのかいないのか。たぶん聞いてはいるのだろう。ただ、右から左へ流れていくだけで。これは説教でも喧嘩でもない。ただの朝の風物詩、定例行事のようなものである。
父の心配はいつだって本物だが、伝わり方はいつだって不器用だ。それでもまた明日の朝も、きっと同じセリフを言うのだろう。それが父というものらしい。
頑張れ、全国のおとうさん。
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