みなさん、こんにちは!講師のkaedeです。
日本語を勉強している姉を、中国語を勉強している日本人の友達の横井さんに紹介しようと思い、姉を連れて横井さんの家を訪れたことがある。食事(食事にはスープもあった)が終わって、横井さんが用意していた飲み物を2、3 杯飲んだ後、横井さんがまたコーヒーの準備をしようとしたところ、姉が「あきました」と言った。
「何言っているの?」、私の戸惑っていた表情を見て、姉はすぐ中国語で「饱了」(I am full)と言い返した。
「あのね、『饱了』は日本語で『お腹いっぱいになりました』というんだよ」
と姉に教えたら、姉が「だって、『あきました』は漢字で『飽』と書くでしょう」と言った。それを聞いて、中国語が達者な横井さんは大笑いをし、「お姉さん、面白いね」と言った。私も初めて両言語の「飽」の意味の違いに気づいた。姉が意図している意味は「お腹いっぱいになりました」だった。中国語では、日本語の「お腹いっぱいになりました」に相当する表現は「我饱了」で、姉はその時、漢字表記から「飽きました」を想起し、ミスコミュニケーシ ョンが起きたわけである。日本語の漢字表記だけを見ると、「飽」(中国語で「饱」)と 「厭」(中国語で「厌」)の両方とも「あきました」と読む。この場面で日本語の「あきました」に相当する中国語は「我吃腻了」になる。そして日本語の「飽きる」には「 お腹いっぱいになりました」という意味がない。
同じ漢字「飽」でも、両言語では意味や使う場面が違う。
授業では、こうした体験談をもとに、日中両言語における意味や表現の違いを見ていきましょう。
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