日本語・韓国語講師の Hayoung_Eikoです ^ ^
あとから振り返ると、思いがけない展開だったな
と感じることってありますよね。
たまたま出会った人と、思いがけず仲良くなったり。
もう会うことはないと思っていた人と、
何年か後にばったり再会したり。
そのときには、
まだ想像もしていなかったこと。
韓国語には、
そんな“思っていたこと/思っていなかったこと”を
静かに映す表現があります。
〜(으)ㄹ 줄 알았다 / 몰랐다
たとえば、
비가 올 줄 알았어.
雨が降ると思っていた。
こちらは、
「雨が降る」と予想していた。
ところが、
비가 올 줄은 몰랐어.
雨が降るとは思わなかった。
今度は、
「雨が降る」は予想の外。
同じ『雨』でも、予想していたかどうかで
心に映る景色が変わります。
そして今回注目したいのが、この 은。
이렇게 될 줄은 몰랐어.
こんなことになるとは思わなかった。
〜(으)ㄹ 줄 몰랐다 でも意味は通じますが、
은 が入ることで、
「まさか“そうなること”までは……」
予想外だった部分が、そっと浮かび上がります。
日本語の
「こんなことになるとは」
の「とは」にも、
どこか通じる感覚がありますよね。
다시 만나게 될 줄은 몰랐어요.
また会うことになるとは思いませんでした。
「まさか、また会えるなんて」
再会の場面なら、
そんな気持ちまで自然に重なります。
そして、もうひとつ。
予想外の出来事に、
「なんで、よりによって?」
まで加わるときに登場するのが、
하필。
하필 그날 비가 올 줄은 몰랐어.
よりによって、あの日に雨が降るとは思わなかった。
하필 は、『どうしてその日だったの?』
という小さな引っかかりを添える言葉です。
そんな巡り合わせへの引っかかりを、
하필 がサラッと添えてくれます。
そして 〜줄은 몰랐다 は、
困った出来事だけの表現ではありません。
이렇게 좋아하게 될 줄은 몰랐어.
こんなに好きになるとは思わなかった。
이 일이 내 인생을 바꾸게 될 줄은 몰랐어요.
このことが私の人生を変えることになるとは思いませんでした。
心が温かくなることにも、
少し胸が痛むことにも。
あとから振り返って初めて分かる、
「あのときには想像していなかったこと」。
だからでしょうか。
그때는 이렇게 될 줄은 몰랐어요.
あのときは、こんなことになるとは思いませんでした。
この一文には、
「あのとき」の自分が知らなかった未来を、
「今」の自分はもう知っている。
そんな時間の流れまで感じられます。
その間に何があったのかは、
この一文だけでは語られていません。
それでも、
なんとなくその先を聞きたくなる。
振り返ったときにそっと気づく
‘あのときは知らなかったこと’ が、
これからも続いていくのかもしれません ^ ^
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