Chiguと申します。
今日はレッスンのことではないのですが、
私が声楽のレッスンを始めた高校1年生の頃から、ずっとそばに置いている、
大切な本を1冊、ご紹介したいと思います。
▶「音楽家ならだれでも知っておきたい「呼吸」のこと―豊かに響き合う歌声のために」

高校1年生で声楽を習い始めた時から、
いつも近くに置いていたこの本。
今も自分の練習や、生徒さんとのレッスンに、
役立てさせていただいています。
いつもは、説明に必要な部分や、自分が呼吸しながら意識したい部分が載っているページをさっと開き、
とても実用的に使わせていただいているのですが、
久しぶりに、この本の前書きやあとがき、解説文に目を通していると、
あらためて頷けるところや、学びになることが多く、
今の自分で、すべてのページの文章を読み込んでみることで、
今一度、「呼吸」についての深い学びになる気がしました。
先程、読んでいた中で、印象に残ったのがこの部分。
ー「音楽家ならだれでも知っておきたい「呼吸」のこと」より歌手だけが、特別な「呼吸」をしているわけではないということです。
ー中略ー
本書には、人間が呼吸するとはどういうことか、その「事実」が描かれているだけです。・・
ー「訳者(小野ひとみさん) まえがき より」
私がいつも生徒さんに、いとも自然に伝えてしまっていることの「エッセンス」が、
ここにありました。
歌うことって、
「呼吸」も「発声」も「発音」も「発話」も、
いつもより極端にして、そこにメロディーやリズムがついている状態で、
つまりは、生理的な活動、生命活動、人間の営み 。
つまり、とても生きている状態 。
私のヴォイスレッスンでは、歌ったり、何かを読んだり、話したりする前の、
身体の調整や呼吸、呼吸に声や音声をのせていくプロセスについて、
入念にお伝えさせていただくことを心がけています。
このような私の考え方が、どこから生まれてきたのか、言われてみれば考えたことがなく、
もちろん自分が歌や声に向き合ってきた中で育ってきたもののように思っていたのですが、
もちろんそうでもあるけれど、
15、16歳で声楽を習い始めた、いちばん初めの頃から使っていたこの本に、
その基礎があったのだと思います。
そして、この本を薦めてくださったのは、
当時、私に歌を一から教えてくださった恩師。
この本をそばに置いていると、
先生の教えとも、ずっと一緒にいられる気がします。
歌や声のレッスンは、やりがいはあるのですが、
定期的に、自分のやり方や方針、
生徒さんのご要望にどうお応えしていくかなどで、悩みや葛藤が発生し、
なかなか一筋縄ではいきません。
でもやっぱり伝えたい。
私が人生で一生懸命やってきた唯一のことだから。
歌ってきてよかったと思っているから。
この本をもう一度、
新しい気持ちで読んでみることで、
再出発したいと思います。
みなさまが今夜も穏やかに過ごされますように。
お読みくださりありがとうございました♪
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