立ち位置
ホールは、楽器と同じくそれぞれ特性があります。
発表会やコンクールの出演だと、あらかじめセッティングされたピアノの場所でやるしかないのですが、自分のコンサートだと自分で決めないといけません。
ホールは客席数に合わせた響き具合になっていますが、音の飛び方は反射具合、回り方は千差万別。
ホールによりますが、天井、舞台側面の壁など開けたり、ずらしたりして響き具合を調節することができます。
また、立つ場所次第で耳元に自分の音が聴こえるか、聴こえないか、あるいは「鳴っているな」「ppはこれくらいの加減かな」とわかるか、わからないか、数センチの違いで安心感が変わります。
ピアノの場所とも兼ね合いが必要で、蓋を全開にするのは当たり前として、ピアノのお尻を振るかどうか、脚の向きをどうするか、それでバイオリンとアイコンタクトとれるのか、など経験と勘でパズルピースのはめ方に悩むような時間があります。
しかも、弾いてる当人たちの耳を客席に持っていくことはできない。
ここで、舞台技術の方、調律師さん、地元の先生方と試しに試して1時間以上。
出したい音色が出せてない...弦を掴む感触と音を飛ばす感覚と耳元にある音がバラッバラ。

念のため、別の弓を試して先生に確認。
結局若い弓でやることに(半分想定外)。

弓が違うと、左手の加減もかわるんですね。特にガット弦は...その時々の湿度による楽器のつっぱり具合が弦と弓の重さの関係に影響する気がしています。
嗚呼今日はこりゃだめかもしれん、、という時間を過ごしたがために(そのおかげで?)本番はただただ無心の境地。笑
普段10-100席くらいで甘い音色、品がある音と言われているメイン弓は、300席だと「曇って聴こえる」場合があるということは、学びでした。
無理して買っておいてよかった...若い弓。
先生からは「そっちの反応の速い弓をはよ使いこなせ!」と喝をもらいました汗
今、本番で使える弓は3本あるのですが、これも好みが共演者によって全然ちがっているもので、音色の嗜好って、本当にそれぞれ違うものだなと思います。
みなさん聴いた瞬間に即答されます。
結構面白いんですよ、みなさん印象的な形容でそれぞれの音色の印象を教えてくれます。
長くなりましたが、話を戻して
・立ち位置数センチの違いで安心感が変える
・外気が入ってくるところがないかは意識しておいた方が良い
・ステージや舞台で響く機会で、感覚の繊細さが失われないように、湿気ていてもムリしないリハや練習が大事。
Comments (0)