母:숙제 했어?
子:아직 안 해요.
最後の子どもの答えを聞くと、韓国人は「ん?」となります。
안녕하세요.
한국어강사 로사입니다.
今日は、この違いを韓国語と日本語の対照言語学的な視点から見てみましょう。
「아직 안 해요」なぜ変なの?
まず、次の3つを見てみましょう。
> 했어요.
> 안 했어요.
> 아직 안 했어요.
「했어요」は、★現時点で「完了」★を表します。
では、「안 했어요」はどうでしょう。
これは★現時点では「未完了」★ということです。
> 아직 안 했어요
も、やはり★現時点では「未完了」★を表します。
つまり、
> 안 했어요 → 現時点で未完了
> 아직 안 했어요 → 「まだ」という時間的な意味を加えた、現時点で未完了
という関係です。
では、ここで一つ疑問が生まれます。
それなら、なぜ「아직 안 해요」は引っかかるのでしょうか?
では、なぜ「아직 안 해요」は変に聞こえるの?
ポイントは、「아직」と「안 해요」が向いている時間の方向です。
「아직」は、過去→現時点まで
「안 해요」は、現時点の事柄や、未来について述べる形として使われます。
過去と、現時点や未来の事柄が一文に盛られて、時制の軸がぐちゃぐちゃになるわけです。
シンプルに直訳してみます。
너 숙제 했니?:あなた、宿題したの?
아직 안 해요:まだ、今後しません。
のような、とても変な組み合わせになっちゃいます。
点の韓国語、線の日本語
ここで、この違いを「点と線」で考えてみましょう。もちろん、「韓国人は物事を点で、日本人は物事を線で考える」という単純な話ではありません。二つの言語の時間の捉え方を説明するための一つのイメージです。
韓国語では、このような場面で、
「結果が現時点、どこにあるのか」
を見る感覚が比較的強く表れます。
結果を、一つのPointとして捉えるイメージです。
「아직」が加わっても、中心にあるのは現在時点の未完了という結果です。
一方、日本語では、こうした場面で、過程から結果まで続いていく流れを一つのLineとして捉える感覚が現れることがあります。つまり、結果を重視するのか。それとも、過程から結果までを含めて捉えるのか。この違いが、「아직 안 해요」という表現にも表れているのです。
結局、問題は「視点」
最初の会話に戻ってみましょう。
> 母: 너 숙제 했니?
> 子: 아직 안 해요.
お母さんが聞いているのは、
「現時点で宿題が完了か、未完了か」
だから、ここで自然なのは、
> 아직 안 했어요.
です。
「아직」:現時点までの時間の流れと、
「안 했어요」:現在までの結果(未完了)
が、うまくかみ合うからです。
一方、「아직 안 해요」は間違いではありません。
ここは大切です。
「아직 안 해요」という表現も場合によっては正しいです。
例えば、
> 너 지금 숙제 해?
(今、宿題してるの?)
> 아직 안 해요.
(まだやっていません)
という意味で自然に使うことができます。
要は、「아직 안 해요」が正しいか、間違っているかではなく、どんな時制の質問に対する答えなのか。ここがポイントです。
それでも難しい?質問の時制をそのまま使おう!
生徒様たちに、私が最後に渡す切り札があります。
「質問に出てきた時制を、そのまま使ってください。」
質問が過去形なら、答えも過去形。
> 너 숙제 했니?
> 아직 안 했어요.
質問が現在形なら?答えも現在形。
> 너 지금 숙제 해?
> 아직 안 해요.
全部ではあいませんが、時制で混乱している学習者にとっては、とても使いやすい目安です。
とにかく私は韓国人ですから「아직 안 해요」と言われると、
出た!過去から未来を一気に取り上げているへんてこな時制の表現!
やったの?やらないの?どっち?
説明の出番か!
と、嬉しいです。
(^▽^)
ーロサー