日本語・韓国語講師の Hayoung_Eikoです ^ ^
日本でもおなじみの韓国料理「チヂミ」。
実は、この「チヂミ」(찌짐/지짐이)という言葉、
標準的な呼び方ではなく、
慶尚道地域で使われてきた方言だそうです。
では、韓国では何と呼ぶのでしょうか?
一般的には 전 や 부침개 と呼ばれます。
そして、入っている具材によって名前も変わります。
ネギ(파)が入れば 파전。
キムチ(김치)なら 김치전。
海鮮(해물)とネギ(파)が入れば 해물파전。
韓国料理店のメニューでも、よく見かける名前ですよね。
ちなみに、부침개 は
부치다 という動詞からきた言葉です。
부치다 は、油をひいたフライパンなどで
전 のようなものを焼くときに使う動詞。
김치전을 부치다.
キムチチヂミを焼く。
日本語では「焼く」と訳しますが、
韓国語ではこんなふうに
調理法によって動詞を使い分けます。
さて、전 といえば、
韓国では雨の日になると
こんな言葉をよく耳にします。
비 오는 날엔 왜 전과 막걸리가 당길까요?
(雨の日には、なぜチヂミとマッコリが
恋しくなるのでしょうか?)
もっとくだけた会話なら、
비 오니까 파전이랑 막걸리가 땡겨!
(雨だからネギチヂミとマッコリが欲しくなる!)
なんて言ったりもします。
食べ物について使う 당기다 は、
「食べたい気がする」
「無性に食べたくなる」という意味。
そして、
땡기다 は、会話でよく使われる
くだけた表現です。
ところで、なぜ雨の日に 전 なのでしょうか?
よく聞くのが、
雨の音と 전 を焼く音が似ているから、という説。
フライパンに少し多めの油をひいて
生地を焼いていくと、
ジュワーッ、パチパチ……
전 のふちで油がはねながら
カリッと焼けていく、あの音です。
雨が地面をたたく音を聞いていると、
たしかに少し似ているような気もします ^ ^
そして、そんな熱々の 전 と
一緒に楽しむ定番のお酒が 막걸리。
「雨の日に 전 と 막걸리」という組み合わせは、
韓国ではすっかりおなじみです。
こんな文化を知るのも楽しいですよね♪
最近、東京も雨の日が多く続いています。
窓の外から雨の音が聞こえてくると、
日本にいる私まで、
비 오니까 파전이랑 막걸리가 땡겨!
(雨だからネギチヂミとマッコリが欲しくなる!)
なんて思ったり^^
雨の音を聞きながら、
ジュワーッと焼ける 전 と 막걸리。
次の雨の日には、
いつもよりちょっと韓国が恋しくなりそうです ^ ^
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