いつもの生活に世界のスパイスを。

Cafetalk Tutor's Column

Yuka.M 講師のコラム

帰国子女が羨ましい。

2016年8月2日

帰国子女が羨ましい・・・と思っていた時代がありました。
講師のYuka.Mです。


"苦労せずに"英語も日本語もマスターできる。
なんてオイシイ話だ。



発音も上手だし、英語の授業に苦労する事もない。

一方で、自分は義務教育から普通に英語の授業を受けて
地道にコツコツとやってきた。
テスト勉強もしないといけないし(笑)、英語意味不明だし・・・
単語もスペルも沢山おぼえなければイケない。
帰国子女が本当に羨ましい!
そんな事を思っていました。

渡米し、今度は自分が『帰国子女』になりました。

『帰国子女だから英語できて当たり前よね』
『帰国子女なのにこの単語知らないの??』
『帰国子女だから、(英語で)苦労しなくていいよね』
『10年住んでるんだもん、そりゃ英語できるよね』

と、今度は自分が言われる立場になりました。

でもスポーツに置き換えてみるとどうでしょう。



小さい時から駐在かなにかでサッカー本場のブラジルやイタリア、
英国でサッカーを習っていたからといって
全員プロ選手になれるわけではないですよね。
そして、だからと言って自動的に『上手』なわけではない。

少しでもスキがあると『え?イタリアでサッカー習ってたのにレギュラー入れんの?』と言われるかもしれない。
そして上手であれば『本場に住んでたから出来るに決まってる』と言われるかもしれない。



帰国子女も同じ。
英語圏に住んでいれば、『外国人扱い』を受け
少し英語に不備なんてあれば『バカにされる』。

かと思えば、日本に帰って来て会話に英語が混じると
『帰国子女だから調子乗ってる』
『英語の発音自慢しすぎ』と言われる時もあるかもしれない。

『帰国子女だから100点とって当たりまえ』
『え?帰国子女なのに90点なん』
と言われる時があるかもしれない。

***************************************
渡米して1年目、1番努力した年でした。
『英語圏に住んでいるだけじゃ英語は上達しない』からです。


英語の授業で数行の英作文しかした事ないのに。
長文なんて、センター対策のチョロっとした文章を長文だと捉えてきた自分に
『教科書を100ページ読んで、明日10枚のレポートを提出しなさい。』

ナニソレ〜〜〜〜〜〜〜〜〜泣
と、徹夜で泣きながら仕上げた入学初日。





プレゼンテーションの発表をしようものなら
内容の前に『英語力』をズタボロに言われる始末。

こんな挫折を繰り返しながら、
自分の努力で英語力をコツコツと積み上げて行ったつもりなのに
日本に帰れば『できて当たり前』扱いだったのです。

なぜなら『帰国子女』だから。


この現実に、過去の自分を反省しました。


確かに、英語圏に住む事は英語学習者にとってラッキーな事かもしれません。
英語を使う機会も多いし、生の英語の中で生活できる。

でも本人の努力なしでは成立しません。
環境+努力で成り立つことなんだと。

その努力を私は『帰国子女だからできて当然』という一言で始末してきてしまったんだ・・・
という反省をしました。

自分の置かれた環境に、努力をプラスして最大限に伸びしろを増やす。

そういうことだったんだ、という気付きでした。





お気軽にご質問ください!