韓国語を教えていると、よく考えることがあります。
それは、**「勉強を続けられる人と、なかなか続かない人の違いって何なんだろう?」**ということです。
語学学習って、数日や数週間で劇的に上達するものではないですよね。
だからこそ、長く続けることが大切なんですが……。
これが意外と難しい(笑)。
「やる気はあるのに、なかなか続かない」
そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
でも、そもそも学習を続けられるかどうかって、本当に本人の意志の強さだけで決まるんでしょうか?
やる気にも、いろんな種類がある。
心理学には、**「自己決定理論」**という考え方があります。
人が何かに取り組むときの動機づけについて考える理論で、その中では、次の3つの心理的欲求が重要だとされています。
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自律性: 自分で選んで取り組んでいると感じられること
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有能感: 自分にもできる、成長していると感じられること
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関係性: 周囲の人とつながっていると感じられること
これを韓国語学習に置き換えてみると、結構面白いんですよね。
例えば、好きな韓国ドラマを理解したくて勉強する人。
韓国語で少し会話できるようになって、嬉しくなった人。
一緒に勉強する友達ができて、学習が楽しくなった人。
それぞれ理由は違いますが、学習を続けるための支えになっているのかもしれません。
「好きだから勉強する」だけが正解ではない。
ここで、個人的に面白いなと思うことがあります。
それは、必ずしも韓国語が好きでなければ、学習を続けられないわけではないということです。
例えば、仕事で韓国語が必要になった人もいると思います。
最初は仕事のために始めた勉強でも、自分でその必要性に納得して取り組んでいるのであれば、それも自律的な動機づけになり得ます。
逆に、韓国語が好きで始めたとしても、いつの間にか「勉強しなければならない」という気持ちばかりになってしまうこともあるかもしれません。
そう考えると、大切なのは単純に「好きか嫌いか」ではなく、自分が納得して学んでいるかどうかなのかなと思います。
講師としてできることって何だろう?
僕自身、韓国語講師として、生徒さんの学習を長く支えていきたいと思っています。
ただ、講師がどれだけ一生懸命教えたとしても、生徒さんの代わりに毎日勉強することはできません。
だからこそ、何を勉強するのか、どんな方法が自分に合っているのか、一緒に考えることが大切なのかなと。
そして、昨日できなかったことが今日できるようになったら、その小さな成長を一緒に喜びたい。
分からないことがあれば、気軽に相談できるような関係でありたい。
そんなことを考えていると、自己決定理論の3つの要素は、僕が普段レッスンで大切にしたいこととも重なっている気がします。
ということで、今日の独り言。
語学学習を続けるために、もちろん努力は必要だと思います。
ただ、努力だけに頼るのではなく、自然と続けやすくなる環境や理由を見つけることも大切なのかもしれません。
自分がなぜ韓国語を勉強しているのか。
以前と比べて、何ができるようになったのか。
一緒に学びを楽しめる人はいるのか。
たまには、そんなことを振り返ってみるのも面白そうですね。
僕自身も、学習する側として、そして教える側として、これからも考えていきたいテーマです。
参考:自己決定理論(Self-Determination Theory)
Ryan, R. M., & Deci, E. L. (2000). Self-determination theory and the facilitation of intrinsic motivation, social development, and well-being. American Psychologist, 55(1), 68–78.
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