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Cafetalk Tutor's Column

caoli 講師のコラム

インプット+リハーサル=最強

2017年3月11日 | 2 コメント

あにょはせよ エブリワン。

最近「第二言語習得」に関する本や論文をよく読んでいるのですが、

どれも似たようなことが書いてあって、自分の経験から考えても、結局「語学習得に裏技なし」という結論に落ち着きました。(「聞くだけでペラペラ」「この本一冊でペラペラ」はあり得ない。)

重要①ネイティブのお手本を聞いて発音する、もしくは聞いて文字に書き起こす、というのを半永久的にやる。

重要②会話を聞いたり、本を多読してとにかく大量にインプットする。というのを毎日半永久的にやる。

重要③実際に話す相手がいれば会話する。相手がいない場合は頭の中で会話をリハーサルする。

重要④外国語を学ぶ強い動機を持つ。(喋れたらかっこいいなぁ、便利だろうなぁ、程度ではだめ)

③に関して、「今まで(その言語で)全く喋らなかった子供が急に完璧な文を話しだす」という例がよくあるそうです。そういう子は周りの大人達が話す会話を聞いて、自分の頭の中でも会話のシュミレーション(リハーサル)をしていた子だそうで、ただ聞き流してただけの子供では同じことは起こらない、という実験結果もあるそうです。

これは私も実体験から効果ありと思っています。

私の場合、大学に入ってから同じ学科に韓国人しかいなかったので、常にたくさんの韓国語を読んだり聞いたりしつつ、よく頭の中で会話のシュミレーションをしていたので(次の授業の発表ではこんなことを話そうとか、この後会う人にこんな話をしようとか)、周りに外国人しかいなくてお互いにブロークン한국어で話していた語学堂時代に比べ、各段に韓国語が上手になったという実感があります。

そして日本人の弱点「動機付けの弱さ」ですが、

「海外に転勤になった、自分以外外国人で社内通訳なし」くらい外国語が必要な状況になったら誰でも上達すると思いますが、そうではない人は「ドラマを字幕なしで完璧に理解する」「外国語で論文を書く」のような具体的な目標を持つのがいいのではないでしょうか。というか具体的目標を作ってください。

ある本に書いてありました。

 「なかなか喋れるようにならない」

「単語が覚えられない」

「発音が悪い」

それはすべて「ただ単に勉強が足りないからです」の一言だと。

本当にその通りだと思うので、私も열공(死語?)しようと心に決めた今日この頃でした。

ファイティン ハプシダ。

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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