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Cafetalk Tutor's Column

中村勇太 講師のコラム

どうやって実現する?

2017年6月4日

たまには自分が練習している曲のことを。

今年のリサイタルで弾く予定の某ソナタの第一楽章の冒頭です。

ヴァイオリンは同じ音程でも複数の出し方があります。

違う弦、違う指遣い。

おまけに弓があります。弓先から使うか、弓の根元から使うか、あるいは真ん中か…

物理的なことです。

その前にどう弾きたいか、イメージがあります。

スラーのシルエットを出したい、pやf、クレッシェンド、ディクレッシェンド…楽譜を読んで頭の中で、あるいは声に出して歌います。

一つのフレーズの中にも音どうしの間が緊張しているのか、時間がとまるようなところなのか、色んなことがあります。

例えば、ということで(少し適当ですが)ほんの一部、どれくらい方法があるか書き出してみました。

先入観をもたずに、よりよく弾きたい。

あえて楽譜には書き込まないようにしています。

さて、ヴァイオリンを弾かれている方、あなたならどうやって弾きますか?

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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