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Cafetalk Tutor's Column

Masamy 講師のコラム

英語への「あこがれ」。。。

2017年8月6日

英語の上達、学習法などで長年悩んでる方は多いと思います。

私は英語に関するカウンセリングやレッスンを、20年以上提供させてもらっています。縁あってレッスンやカウンセリングをさせてもらった方にはお伝えしているのですが、今回この場を借りて、まだお会いしたことのない方にも、一つ視点を変えるためのお話をさせてもらいます。

英語は、「発音」「文法」「単語量」「表現」。。。というように、様々な細かい部分があります。必死に単語を覚えたり、発音を勉強したり、文法を覚えたりされてる方、多いです。こういった「技術」は、もちろん大事なことです。ただ、英語を自然に話すというのは、技術だけではどうにもならないのも事実なんですね。

日本人の多くが、「英語へのあこがれ」を多かれ少なかれ抱いていると思います。英語を勉強されている人は、この「あこがれ」が強いと思います。そこで、私が今回皆さんに少し考えてほしいのが、

≪英語が話せるようになるということは、自分の基本の性格はそのままで言語が増えるという事≫


「英語を話す時に、テンションが上がる人」、周りにいると思います。もしかするとあなた自身も無意識にそうなってる可能性はありますよね(笑)なぜそうなるかというと、「英語へのあこがれ」の理由が表に出てるということなんです。「英語」を特別、かっこいい、すごい技術。。。などという見方で「あこがれ」を抱いていると、その「特別・かっこいい・すごい技術」と≪思っている≫英語を話す時に、「特別・かっこいい・すごい技術でしょ?」という態度が出てしまうんです。



これは別に悪いことではないです。英語で会話が出来るということは、素晴らしいことだと思います。ただ、普通に考えてみると、英語を話す人と母国語(ここでは日本語)を話す人は、同一人物だということ。これが別人になってしまうと、極端に言うと、英語を話しているときの自分は、いつもの自分とは違う人ということなんです。英語で外国人の友達を作りたい、海外に住んでみたい、自分の趣味・仕事を海外でやってみたいなどという希望を持たれてる場合、別人になってる場合ではないんですよね(笑)


どの言語を話す時も、自分の基本の性格はそのままなんです。もっと簡単に言うと、お喋りが苦手な人は、どの言語でも苦手、聞き手に回りやすい人は、どの言語でも自ら喋ることは少ない、お喋りな人は、どの言語でもお喋り、早口な人は、どの言語でも早口。。。ということなんです。


今英語の上達や学習法で悩まれてる方は、教材を購入したり、スクールを選ぶ前に、自分のスタイルをもう一度考えてみるといいと思います。英語を勉強するときに「無理」をすると、その「無理」が上達を邪魔します。別人を貫き通すのは、至難の業だったりしますよね(笑)

是非自分のスタイルをしっかり理解した上で、英語の学習法やアプローチを考えてみることをお勧めします。

長い文章ですが、読んで頂き有難うございます。では目を休めて下さい(笑)

Masamy



本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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