みなさんにとって死とは遠い先の出来事、他人事でしょうか。
実は、今、元気に過ごしているうちに死についてしっかり考えておくことがとても大事なのです。その理由をお伝えします。
1.死ぬ確率
まず、人はどれくらいの確率で死ぬのか、ちょっと見てみましょう。
1)~才まで生きられる確率
65歳まで生きられる確率 男性88% 女性94%
80歳まで生きられる確率 男性62% 女性80%
100歳まで生きられる確率 男性 1% 女性28% (厚生労働省2015)
2)さまざまな事情で死ぬ確率
落雷で死ぬ 2/10億人
飛行機事故で死ぬ 13/1億人
殺人事件で死ぬ 3/100万人
交通事故で死ぬ 4.6/10万人
自殺 2/1万人
がんで死ぬ 3/1,000人 (警察白書・厚生労働省)
3)健康寿命 男性70才、女性74才 (厚生労働省2016)
病気や事故で死ぬ確率は結構現実的な数字です。決して自分に起こりえないことではありません。
2.死を考えておかなかったデメリット
死を迎えることになった時、もっとやっておけばよかった、考えておけばよかったということにはこのようなことが挙げられています。
1)やらなかった
自分らしく生きなかった
言いたいことを言わなかった
不摂生しすぎた
2)人間関係
大切な人と一緒に過ごさなかった
子供といっぱい遊んであげなかった
3)時間
その瞬間を楽しまなかった
だらだら過ごしすぎた
4)感情
いろいろなことを心配しすぎた
ありがとうを伝えなかった
ある日突然、死がやってきて、このような後悔残したくないですよね。死を考えていないということは、このような後悔を招くということなのです。
3.死を考えることは、生きることを考えること
死を迎えるとき後悔しないために、以下のことを考えておきましょう。
1)自分は何をした人を言われたいか
後世の人に、自分は何をした人であったと言いたいか、自分の肩書を考えましょう。職業でもいいし、何かを成し遂げた人、あるいは、「家族にたっぷり愛情を注いだ人」「感謝の心を忘れなかった人」など生き方でもいいでしょう。
2)今何をしておくか
その肩書になるために、今何をしておかなければいけないか逆算して考えましょう。仕事、人間関係、行動、思い、など考えることがいろいろ出てくると思います。
3)いくらお金が必要か
そして、それを達成するためには、いくらお金が必要か考えてみましょう。稼がなければいけないのか、もっと貯金を殖やさなければいけないのか、場合によっては、転職・企業なども視野に入ってくるでしょう。
このように、死を考えるとは、後悔しない人生を考えること、充実したライフプランを考えるということです。決して死は縁起でもないことではないのです。
リア充な人生を送るために、ぜひ一度自分のエンディングについて考えてみてください。