明けましておめでとうございます!
1月下旬から2月の連休明けにかけて、他の仕事が忙しくなってしまい、レッスンの枠が少なめになってしまっています。今後さらに減る可能性も高いです。継続的に受講いただいている生徒様には申し訳ありません。
ご迷惑をおかけいたしますが、可能であればお早目のご予約をいただければ幸いです。
もしレッスンを入れたいのに入れられない、とお困りでしたら、直接Skypeやメッセージでお声がけください。対応を検討いたします。
どうぞよろしくお願いします。
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さて、もうすぐセンター試験ですね。レッスンでも主に国語や英語のセンター対策を行ってきました。今回は国語について、全体的な傾向と対策を少しお話できればと思います。
まず、評論小説は文字数が増加する傾向にあり、内容も硬質な評論が出される傾向にあります。選択肢の文も長文化している傾向があり、選択肢一つの長さが3行になるのも当たり前になってきているので、解答にはかなり時間を取られると思います。
一方、どれがいちばん時間をかけないで済むかというと、圧倒的に漢文です。
漢文を15分位で終わらせることができれば、評論小説で45分、古文で20分くらいとベストの時間配分にすることができます。
ですので、漢文から解く、という人も多いです。
さて、では特に現代文を解くときの方針を書いていくことにします。
まず、選択肢の選び方には、「積極法」と「消去法」があります。
「積極法」とは、「これが答えだ!だからマル」と正しい部分を見つける方法です。
「消去法」とは、「この部分は間違っている!だからバツ」と間違っている部分を見つけて解答から排除する方法です。
問2〜5には、「積極法」で選ぶべき「正解」があります。
その正解にたどり着くためには、重要な対比関係や本文中の根拠をつかみ、「正解」の説明があるかどうかを考えていきましょう(積極法)。
それと同時に、本文と関係のない記述、本文と矛盾する記述がないかどうかを見つけていくこと(消去法)もやっていきましょう。問2~5は、積極法と消去法、両方を使っていくのが大切です。
また、評論と小説の問6には、表現効果の問題があります。これは問2〜5までの問題とは全く性質が異なります。表現について正しいことを言っていればどんなことでも正答になるので、「正解」が無限にあります。ですから、ここでは積極法は使えません。問6はとにかく消去法でいきましょう。
重要なのは、本文に必ず立ち戻ることです。選択肢が説明している通りの表現効果が出ているか、確認して下さい。
また、ちょっと具体的に言うと、「〜より、〜とくらべて」など比較する言葉、「必ず〜、いつも〜」など強く限定する言葉は罠の可能性があるので注意です。
次に、古文について。
一般的に古文の問題には、2〜3人の登場人物しか出てきません。しかも、だいたいが色恋沙汰やらといった「しょうもない話」です。評論のような高度な内容はほとんど出てきません。そう思って、心に余裕を持って読んでいくと良いと思います。
問題を解く上で重要なのは、主語が誰なのかをとらえることです。
そのヒントは、
・敬語
・直前の助詞
(「〜て」の場合は主語が変わらない、「〜ば」「〜を」だと変わることが多い)
などです。
ちなみに、古文の最後の問6にあるような、本文の内容と合致するものを選ぶ「内容合致問題」も、評論小説の問6同様、消去法で解かなければいけません。これも答えが無限にありますので、本文に立ち戻って、選択肢のキズを探してください。
漢文について。
漢文にはだいたいのパターンがあります。最初に何やら動物なんかが出てきて、たとえ話が示されます。次の段落で、そのたとえ話から得られる政治や社会についての教訓が述べられます。つまり、最後は必ずといっていいほど説教臭くなります。
このパターンを知っておけば、だいたいどういう話の流れなのかが分かりやすくなります。
重要なのは、よくわからない表現があっても、漢字の意味から類推すれば分かることもある、ということです。
例えば老猫が子猫を「擁」した、という文が本文中にありましたが、この「擁」、「抱擁」という熟語がありますね。この熟語を思いつけば、「抱くのかな?」と予想することができます。
内容を聞く問題も、前後の大きな流れをつかんでいれば、意外と正解できたりするものです。ひるまずいきましょう!
今年はどんな問題が出るのかな・・
受験生の皆さん、頑張ってください!!