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yokobaba

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Thai

yokobaba Tutor Interview

Q. yoko先生、こんにちは!早速自己紹介をお願いします。

A. 初めまして、ヨーコ先生こと馬場陽子と申します。17歳でタイに留学したことをきっかけにタイと日本を行ったり来たりしてお仕事をしています。通訳翻訳業やレッスン以外にも、タイ語の学習テキストを作成しています。タイの美しい伝統工芸品やシルクが好きでそういう商品を日本人にお知らせするお手伝いもさせていただいています。タイ語ページにも紹介させていただいておりますが、白水社さまから「ことたび タイ語」「タイ語で暮らしたい」というテキストを出版しております。タイに留学してから25年目、独立してタイ語を本業にしてから今年で13年目になります。タイ語の講師歴は学生時代からですので、20年ぐらいになります。

Q. タイ語の通訳・翻訳家・講師・著者など、様々な分野でご活躍されていますね!17歳の時にタイに留学したそうですが、きっかけはなんだったのでしょうか?

A. もともとは、大好きで憧れている先輩がアメリカ留学から帰国されたときにあんまり素敵だったので「先輩みたいになりたい!」と思ってアメリカ留学を目指していたのです。留学機関が世界中に学生を派遣していたことから、面接のときに「あなたはアジアに行ってもかまいませんか?」と言われて「かまいません!」とお返事しました。400人ほどの合格者の中で英語圏に行く人が350人ほどでしたから、まさか自分が英語圏以外に行くと思ってはいませんでした。それより落ちるのが怖かったのですね。合格通知には「あなたはタイ王国に派遣が決定しました」と書いてあり、「タイってどこ?」となったのをよく覚えています。当時は東南アジアの情報もなく、全く知らないことだらけのまま、もちろんタイ語も全く知らない状態で17歳で初めてタイに行きました。当時、アメリカに行きたくて英語はかなり勉強していたのですが、日本語も英語も全く通じないところで生活することになり、タイ語は一か月ぐらいでずいぶん上達しましたが、その代わりに帰国するころには英語も日本語もほとんどできなくなっていました。今のようにオンラインで世界中とやり取りができる時代では考えられないかもしれませんね。おかげで、今はタイ語を生かしたお仕事ができてうれしく思っています。

Q. タイでの暮らしについて色々とお聞きしたいです。仕事のスタイルなど教えてください、週末はどのようにお過ごしですか?

A. 今は、日本の方向けに商品を企画や、コンサルティングで日本企業のお手伝いをさせていただいています。教育系のお仕事が多いので大学などに行っていろいろなお打ち合わせやコンセプトのご説明などをさせていただくことが多いです。また、出版事業での打ち合わせやタイの伝統工芸品を日本に紹介できるように工房で打ち合わせなども重ねています。できるだけ、タイの方に日本の良さを知ってもらう、タイの方に日本にまだ入っていない知識の部分を知ってもらうための事業づくりを進めています。バンコクでは少人数でのワンデーレッスンも不定期で開講したりしています。週末は、お友達と郊外に食事に出たり、半日瞑想にお寺に行ったりすることが多いです。あとは大好きなガジェットをみにMBKやウィンドーショッピングに街中に出ることも。車で川沿いなどにちょっと出かけるとよい気分転換で、日本にいるよりプライベートが充実しているかもしれません。

Q. 生活はどうでしょう?タイで困ったことや、住んでいてよかった!など、面白いエピソードを教えてください。

A. タイでは日本人がたくさんお住まいの地域だと日本食と日本語が豊富ですので日本と変わらない暮らしができるのですが、私はむしろタイの人たちに近い暮らしをしています。バンコクはいろいろなおいしい食事が外食で楽しめるのもよいところです。逆に自炊する機会がぐっと減ってしまいます。タイが第二の故郷みたいなものなので、そんなに困ることもないのですが、実はタイではお酒を売る時間が一日で決まっており、お買い物ついでに買おうと思っても時間外で買えないことがあります。そういう時は困りますね。(苦笑) ちなみに、仏教の祭日や選挙の前日もお酒の販売は禁止になっています。あと、タイの人はビールに氷を入れることが多くて日本の人は良く驚かれるのですが、実はワインにも氷入れる人多いのですよ。

Q. ご自身で執筆されたタイ語の本を使ったレッスンを開設していますね。先生のレッスンはどのように進むのでしょうか?タイ語初心者でも始められますか?

A. はい、もちろんはじめられますよ!全く初めての方は「ことたび タイ語」で日常のやり取りをまず学習されるのがおすすめです。初回の授業には声調と発音のポイントをまずご説明をしてからテキストに入っています。スキットの文法的な解説と質疑応答を随時いれながら発音の練習をしています。次回以降はご希望であれば前回までの復習テストを行ってからテキストの続きをするというスタイルを取っています。私のレッスンは「通じる発音」がウリですので、あまり自分の癖がつかないような形で「タイ語らしく、通じる発音」が身につくようなレッスンを心がけています。「タイ語で暮らしたい」はタイにロングステイやお仕事で行かれている方、基本的なやり取りはできる方に「もう一歩先」の表現ができるようなセンテンスをちりばめた本です。解説部分だけ読んでいただくと、基本文法がマスターできるようになっている、お得な本でもあります。一文が「タイ語で暮らしたい」より長めですので、タイ語になれた方のほうがよいかな、と思っています。また、本を執筆時に書ききれなかったような情報や、アップデートした情報なども併せてお話ししながら授業を進めるようにしています。

Q. プロフィールにもある、『ヨーコメソッド』について教えてください。日本人が使える通じるタイ語に重点を置いているそうですね。オンラインで発音を教える上でどんな工夫がありますか?

A. はい、『ヨーコメソッド』は、日本人がタイ語を学習しやすくなるためにわたくしが開発した独自メソッドで、発音方法と文法解説および文字の読み解き方と講読があります。現在、カフェトークで開講しているのは『ヨーコメソッド』の発音です。タイ語上達のキーは日本語にないタイ語の母音や子音の発音と、それぞれの音節を正しい声調で発音することなのですが、それを「経験値に頼らない」「再現性の高い」方法で学習するのがヨーコメソッドです。よく、外国語のレッスンで「Repeat after me」ってやって先生の後について発音しますが、それは音の違いが理解できてこそできるものです。実はおうむ返しって意外と正しくできていないものなのです。タイ語のように日本語では同じ音でもいくつもの発音がある場合は耳でその違いをすぐに理解をするのが難しいのです。そこを「口の形」や「日本語にある発音」で母音や子音、声調そのものを発音するようにしながら『耳がその音を覚えていく』という過程を取ります。その結果、どんなタイ人が発音しても聞き分けられる耳とどんなタイ人にでも伝わるタイ語を話せることを目指すのがヨーコメソッドです。でも実は、ヨーコメソッドの発音練習法はタイ人の子供たちが発音を身に付ける過程とものすごく似ているのですよ。

もう一つの特徴に「ヤジルシ外国語教授法」というのがあり、一つの音節をどう発声するかを一目見てわかるようにします。テキストにこのような形で生徒さんにも矢印を付けながら受講していただくことで、対面レッスンと変わらないレッスンが可能になっています。センテンス学習のレッスンでもこのような「通じる」レッスンを追及していますので、ぜひ、「通じる喜び」をタイで経験できるように旅行前などにタイ語のレッスンを受けていただければと思います。あと、タイ語の発音矯正も独自クラスです。これはヨーコメソッドのように細かく、詳しく単語を音節まで分けて分析した上でその人の癖を見つけられる私のオリジナルクラスです。すでにタイ語は少し話せるけれど、どうも通じないんだよね…という人にはぜひ一度受講していただきたいです。

Q. カフェトークの生徒へメッセージをどうぞ!

A. タイへ旅行に行って「もう少し話せたら楽しかったのに」という気持ちや、「通じない」でイライラした経験をタイに行かれた方ならば多少なりとも経験されたことがあると思います。もちろん、日本語が話せるタイ人はとても多いですし、日本語でのサービスも多いです。その中で「タイ語を話せる」「通じるタイ語が話せる」ということがどれだけ貴重で、タイ人へ魅力的に映るかは体験した人でないと分からないことです。私はみなさんより少しだけ早くタイとかかわってきましたので、私の経験を存分に皆様にご提供することで、タイと生徒さん一人おひとりのより幸福な関係作りのお手伝いをしていけたらと考えています。すぐにタイに行くご予定がない方でも「タイ好きなんだよな」「タイ恋しいなぁ」という方はぜひ、タイ気分に浸るためにヨーコのタイ語レッスン、ご参加くださいませ。お待ちしております♪

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