そもそも書けるようにする英作文の修行

Course Aim:

この授業は、武芸でいうところの「型」の習熟を目指すものである。
即ち、言いたいことを英語で表現するにあたり、どのような発想で、どのような構造に持ち込み、どのように仕上げるかということが、瞬時に頭に浮かぶ状態が最終的な目標となる。

Course Description: 

いわゆる「和文英訳・英作文」の演習を授業内で行っていきます。

日本語で与えられた「言いたいこと」を英語で表現するための方法論を授業内で一緒に検討していくので、予習で書いた英文を添削する形式は採りません。

また、英文の構成方法をあくまでも意識的・分析的に学んでいく授業であるため、いわゆる「瞬間英作文」的なアプローチは採りません。最初は時間がかかっても、言いたいことを英語で表現するための「型」の習熟に励み、それを「技」として自分のものにすることで初めて「瞬間的」に英文が口をついて出てくるようになる、という状態を目指します。

一方で、本物の英語教師 Hirohitoのレッスンである以上、完成した英文は「正しい発音・リズム・イントネーション」で言えるように訓練するため、授業後の復習を重視して学習を進めてください。
 

＜授業の進め方＞

復習：
前のレッスンで学習した英文を「正しい発音・リズム・イントネーションで」言う。

英作文演習：
以下の内容を各生徒の実情に合わせて学習する。

①文法編
文型・時制・前置詞・接続詞・関係詞・非定形節（不定詞/動名詞/分詞）といった事項を中心に、英文の構成法を学ぶ。

②文体編
主語・述語動詞・修飾語句の組み立て方、英語的発想、まとまった英文を書く際の「設計図」の描き方、推敲について学ぶ。

③総合演習編
自分が表現したい内容について、あるいは対訳形式のニュース記事などを題材に、英作文の実践・検討を行う。
※この段階では、予習した英文の添削・検討の形式も取り入れる。 

Read and Look Up:
「書いたものは言えるように」という観点から、完成した英文の暗唱練習・発音矯正を行う。
※次回授業の冒頭での復習へとつながるサイクルとなるので、授業外でも練習を重ねることが望ましい。(Pixie Dust.mp3との併用もオススメ)

Level:

文法事項に関しての説明も必要に応じて行いますが、レッスンの位置付けとしては「文法知識を実際に運用してoutputへとつなげる」部分の強化に重点を置いています。
従って、英文法から学びたいという場合は、英語総合特訓をご予約ください。
目安：TOEIC 470・英検3級以上が望ましい。 

Message:

このレッスンは、英作文を中心にoutput重視の練習を重ねたいという生徒向けです。したがって学習効果を上げるためには原則として週１回以上の定期的な受講・自律的なレッスンの復習が強く推奨されます。

英語総合特訓との区別につきましては、こちらは「英作文に特化したコース」として考えていただければと思います。
疑問点・質問がありましたら、メッセージでお問い合わせいただくか、初回は The Rabbit Holeをご予約ください。
※英語総合特訓の個人カリキュラムの中で、当レッスンの内容を扱っている生徒については、特にこちらで予約してもらう必要はありません。

参考図書:

①『英文和訳の修行』（佐々木高政，文健書房）※絶版
②『 新自修英作文』（毛利可信，研究社）※復刊 2009年