言語と人々との交流の旅路
自分が語学講師になるなんて、最初は思ってもみませんでした。ただ、振り返ってみると、その道のりははっきりと見えてきます。すべては、幼い子供たちでいっぱいの教室から始まりました。そこで私は、毎年、驚くべき変化が起きるのを目の当たりにしていました。幼い生徒さん方が自分の考えをより明確に表現できるようになるにつれ、彼ら彼女らの世界全体が広がっていくようでした。自信がつき、人と人とのつながりが深まり、それまで想像もしていなかった可能性を発見していくのです。その時、私は言語とは単なる文法や語彙のことだけではないと気づきました。私たちが「どんな自分になれるか」という可能性を解き放つことなのだということに気づかせてくれました。
その気づきは、私自身の講師としての道のりを通じて、ずっと私の中にあり続けています。今では、幼い生徒さん方から、英語を通じて夢を追い求める大人の方まで、あらゆる年齢層の生徒さん方を指導するようになりました。
「学び手」からの視点
講師としての私の視点は、語学学習者としての自身の経験に深く形作られています。私は上海で9年近く暮らし、働きながら、中国語に没頭しました。その経験は私に謙虚さを教えてくれました。また、中国語を学んだことで、また別の思考法も教えてくれました。言葉の持つ多層的な意味を深く理解し、行間を読み取り、新たな視点で世界を見ることを教えてくれたのです。本当にどれほど理解できているのかと自問する瞬間もありましたが、そうした葛藤は私に貴重なものを与えてくれました。それは、目の前の席に座り、新しい言語を学ぶという難題と向き合っている、すべての生徒さん方への共感です。
上海で、太極拳のコミュニティにも出会いました。太極拳は、故郷のロサンゼルスで始めたものです。太極拳の修練は私にとって生涯の取り組みの一つとなり、その知恵を、教えることを含め、あらゆる活動に活かしていきたいと考えています。私の師匠は、「葛藤」「受容」「距離」という3つの要素からなるダイナミクスについて説いています。私たちは、自分の快適・安心できるゾーンを超え、一歩を踏み出すことに葛藤を感じます。そして、自分をありのままに、正直に、そして判断することなく受け入れます。さらに、自分の進歩を振り返り、次のステップをより賢明に選ぶために、適度な距離を置きます。この成長のリズムは言語学習にも見事に当てはめることができるので、レッスンでは毎回、そのための空間を作ろうと心がけています。
生徒さん方からの声
長年にわたり、生徒の皆さん方からは、私のレッスンで特に際立っているのは「傾聴の仕方」だと話してもらっています。より具体的にいうと、決して相手を急かさず、注意深く耳を傾け、生徒さん方が心から自分を表現できる空間を作り出すことです。多くの生徒さんは、試験対策、ビジネス英語、会話の流暢さなど、具体的な言語目標を掲げて私のところへやってきます。しかし、その過程で、しばしば別のことが起こります。自分にとって大切なこと、たとえば興味や直面している課題、あるいは夢について語り始めるのです。
冗談交じりに、私のレッスンはまるでセラピーのセッションのようだとおっしゃる生徒さんもいらっしゃいます。意図してそうしているわけではありませんが、生徒さんの言わんとすることは理解できます。生徒さんにとって真に重要なことに焦点を当て、彼らが関心を持つトピック、それが文学であれ、心理学であれ、旅行であれ、あるいは専門分野であれ、それらを探求していくと、ためらいは消え去っていきます。生徒さんは声に出して話すことに抵抗を感じなくなり、自分の表現に自信を持つようになるのです。
最近、英語の試験対策をしている大人の生徒さんの指導を行いました。当初、この生徒さんは教材に対してためらいや不安を抱えていました。しかし、一緒に試験のトピックを掘り下げていくうちに、文学や心理学に対する生徒さんの熱意が明らかになりました。数ヶ月後、生徒さんは後押しされ、明瞭かつ自信を持って話すことができるようになりました。この生徒さんは、最初は試験に合格したいという気持ちから始めたものの、今ではさらに上のレベルに到達できたと語ってくれました。英語を使って、自分が本当に興味を持っていることを探求できると気づいたのです。こうした瞬間は、語学学習によって、いろいろなことが実現できるようになることを、改めて思い出させてくれます。
私の指導方針
私自身、最も重要だと考えている「太極拳の練習における中国語」という特定の分野に焦点を当てて学んできたため、優先順位の付け方の重要性についてもよく理解しています。この経験をもとに、生徒さん一人ひとりが自分にとって最も重要な要素を見極められるようサポートしていきたいと思います。このアプローチは、実用的であると同時に、一人ひとりに寄り添ったものでもあります。レッスンでは、あなたにとって何が意味のあることなのかを話し合いい、会話に真摯な関心を持って向き合います。
私が求めているのは、継続的な努力を惜しまず、自分の「快適・安心できるゾーン」を超えて挑戦しようとしていて、興味深く、一人ひとりに合わせた学習プロセスを求めている生徒さんです。試験対策、キャリアアップ、あるいは単に英語でより明確に自分を表現したいという方であっても、あなたが成長できる場を創り出すお手伝いをします。
クラスルームを超えて
教鞭をとっていない時は、何かを学んでいることが多いです。現在は中国語とイタリア語に力を入れています。世界中を旅する一方で、太極拳にも熱心に打ち込んでおり、その実践から得られる知恵を、人生のあらゆる場面に取り入れようと常に心がけています。こうした経験を通じて、言語学習とは単なるコミュニケーション以上のものだということを日々実感しています。それは「つながり」であり、「視点」であり、「変容」でもあるのです。
皆さん方の語学学習の旅路に、私を加えていただけたら光栄です。英語で自分の声を見つけるとき、何が可能になるのか、一緒に探求していきましょう。
【翻訳 カフェトーク事務局 2026年3月】
このプロフィールはカフェトークスタッフによって翻訳されたものであり、講師は日本語を話しません。ご了承ください。
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