この講師はただ今休止中です。
はじめまして。
2020年現在、パリに住んで15年になります。
パリにやって来る前もウイーン、ミラノとヨーロッパの都市で生活し、学び、音楽家として活動しながら絶え間なく探し続けてきた”音”があります。それはわたしの音であり、わたしにしか出せない音です。
面白いことに”音”というのは人間と同じように、日々の生活のなかで微妙に変化し、あたかもワインのように時間とともに熟成されていきます。
このワインの味を決めるのは、ごく小さなものから大きなものまでを含む私の経験です。気持ちの持ち方や考えていること、感じていることすべてが音の中に取り込まれるのです。(時には出した音で体調までわかります!)
皆さんがバイオリンで出したい音はどんな音でしょうか?
それがたとえ難しい曲でなくとも、”音”を出してみることで得ることは山ほどあるはずです。それは鏡のように相対的にあなたの内部を照らします。
バイオリンを学ぶことで、あなたが自分のなかで”今まで知らなかった何か”と出会う経験をしていただきたいと思います。
略歴: 桐朋学園大学音楽科卒業。学士の外に中高の教諭一種免許状免許状取得。ウイーン音楽大学でウイーンフィルコンサートマスターのライナーキュッヒルに師事。1999年ミラノ交響楽団に第一バイオリン奏者として入団。
2008年からはパリオペラ座管弦楽団やブリュッセル室内オーケストラなどで演奏。現在リール市郊外にあるvalenciennes室内オーケストラのメンバー。
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