❀過去の演奏動画②❀イザイ:無伴奏ソナタ第2番よりObsession(妄執)-前奏曲

Aoi Saito


こんにちは!ヴァイオリン講師のAoi Saitoです♬

今日は久しぶりに演奏動画を載せることにしました。

このご時世で生のコンサートに行く機会を逃している方もいらっしゃるかもしれませんが、気分転換やお子さんなどに興味を持ってもらえたら嬉しいです。


前回と同じコンクールでの演奏ですが、今回はウジェーヌ・イザイ作曲無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番より第1楽章《Obsession》という曲です♪

ベルギー人ヴァイオリニストのイザイは、名ヴァイオリニスト、ヨゼフ・シゲティが演奏したバッハ《無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ》を聴き感銘を受け、自分もバッハに倣い同じく6曲からなる無伴奏ヴァイオリン・ソナタを作曲することに決めます。(前回の動画の曲がそのバッハの作品の一部です!)

全6曲はそれぞれ親交のあったヴァイオリニスト6人に献呈(プレゼントのような意味です)され、この2番はフランス人ヴァイオリニストのジャック・ティボー
に捧げられました。
バッハを意識して書かれているだけあって、冒頭は無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番前奏曲からの引用で始まります。
しかし数秒後には一転、激しいパッセージで断ち切られます。
そのやり取りが何度か繰り返された後、16分音符が続く無窮動的なパッセージの中からグレゴリオ聖歌《怒りの日》のメロディーが浮かび上がり、最後は駆け上り唐突に終りを迎えます。
題名の通り、何か強迫観念のようなものに取り憑かれ、藻掻いてるような印象を私はいつも受けます。

あまり聴いたことのないタイプの作品かもしれませんが、楽しんでいただければ嬉しいです。

Aoi Saito??


保存リストに追加済み

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

コメント (1)

ログインして、コメント投稿 ログイン »
  • Christopher David

    すごい!!!!!!!!!!
    This is awesome.

出身国:

居住国:

教えるカテゴリ

講師の言語

日本語   ネイティブ
英語   日常会話程度
ドイツ語   日常会話程度

Aoi Saito講師の人気コラム

« 全講師コラム一覧へ戻る
お気軽にご質問ください!