是”“有”“在”は中国語でとてもよく使われている3つの動詞です。
今日はその使い分けをきちんと見っていきましょう。
“是”は「A はBである」判断・説明を表す。否定は“不是”。
我是大学生。Wǒshì dàxuéshēng.(私は大学生だ)
这是中国。hè shì Zhngguócài.(これは中華料理だ)
那不是我的书。Nà bú shì wǒ de shu.(あれは私の本ではない)
“是”は英語のbe動詞に似ていますが、人称、数、時制による変化がありません。
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“有”は所有と存在を表す動詞で、日本語の「…を持ってい る」「…がいる」「…がある」に当たります。
1.所有を表す“有”、否定は“没有”(…を持っていない、…がいない、…がない)。
我有一个哥哥。Wǒyǒu yíge gēge.(私は兄が一人いる)
他有两个手机。Tā yǒu liǎng ge shǒujī.(彼は携帯電話を2つ持っている)
他没有电脑。Tā méiyǒu diànnǎo.(彼はパソコンを持っていない)
所有を表す“有”の文の主語は場所詞ではなく、人称名詞でなければなりません。
2.「ある場所」に「何が」存在しているかを表す“有”、否定は“没有”。
那儿有一家书店。Nàr yǒu yì jiā shüdiàn.(あそこに本屋がある)
前面有一家银行。Qiánbianr you yi jia yinhang.(この先に銀行がある)
这儿没有电脑。Zhèr méiyǒu diànnǎo.(ここにはパソコンはない)
存在を表す“有”の文の主語は場所詞です。目的語は人、物、建物もあり得ますが、不特定なものに限ります。
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“在”は「ある特定の人・物・建物」が「どこに」存在して いるかを表します。
否定は未来形は“不在”、過去形は“没在”、現在形は“没在”も“不在”も使えます。
小王在那儿。Xiǎo Wáng zài nàr(王君はあそこにいる)
他的手表不在这儿。Tāde shǒubiǎo bú zài zhèr.(彼の腕時計はここにはない)
昨天他没在家。Zuótiān tā méi zài jiā.(昨日彼は家にいなかった)
存在を表す“在”の文の主語は、特定の人・物でなければなりません。また“在”の後は、必ず主語が存在する場所でなければなりません。
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以上で“是”“有”“在”の用法がおわかりになったと思います。簡単にまとめれば:
“是”はある特定の人・物がどんな身分、性質などであるかを説明します。「AはBである」
“有”はある特定の人・物が「何を」持っている、「何が」ある(いる)のかを示します。
「Aは…を持っている」「Aは…がある(いる)」
“在”はある特定の人・物が「どこに」存在しているかを示します。「A は…にある(いる)」
皆さん、わかりましたか。不明な点がありましたら、コメントくださいね。
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