みなさん。
今回から私が住んでいる町のちょっとした風景もコラムに書いていこうと思います。
日本に来る機会がなかなかない人も、日本の町の様子を少しでも感じていただけたら、うれしいです。
第1回目は「さくら猫」をご紹介します。
1枚目の写真は、私の愛猫「coco」です。
次の2枚目と3枚目は、私の地元、曽谷に住んでいる野良猫です。
日本の町にもたくさんの野良猫が住んでいます。
でも、cocoと野良猫たちとの顔をよく見比べてください。
ちょっと違う点があることに気が付きませんか。
特に耳に注目!
野良猫たちは片方の耳が少し欠けているのがわかると思います。
でも、cocoの耳は欠けていません。
野良猫たちの耳はいったいどうして欠けているんでしょうか。
生まれつき? けんか?
実はこれ、野良猫たちに避妊手術をしたという印なんです。
野良猫は、そのままにしておくとどんどん増えてしまいます。
町に野良猫が増えると、鳴き声やけんかといった騒音、ゴミ置き場を荒らす、糞尿で道が汚れる、さらには心ない人による虐待、そして行政による殺処分...
猫にとってはもちろん人間にとっても悲しいことばかり。
そこで、これ以上、かわいそうな野良猫が増えないように、野良猫を保護して、避妊手術を受けさせ、再びその猫がいた地域に戻す、という活動をする人たちがいます。
野良猫を殺処分せず、自然に減らしていく試みです。
地域に戻した後、万が一別な人が同じ猫に避妊手術を受けさせたら、その猫は2回も同じ手術を受けることになってしまいます。
そうならないように、耳をv字型にカットして、「私はもう避妊手術を受けました!」という印にしているんです。
ちなみに、猫が麻酔で眠っている時にカットするので、猫は痛みを感じません。
また、v字型のカットは桜に似ているので、このような猫を「さくら猫」と呼びます。
そして、野良猫に避妊手術を受けさせ、その印に耳をカットする活動はいろいろな国で行われていて、国によってカットする形は違うそうです。
みなさんの国の野良猫はどうですか。
さくら猫は野良猫ですが、その地域に住む猫として、地元住民の方々に守られています。
地元のどなたかが、いつもご飯をあげています。
もし、日本のどこかの公園で、かわいい猫を見かかても、お菓子とかをあげないでください。
食べすぎはよくないので..
猫たちにも幸せな人生(猫生?)を送ってもらいたいものですね。
いかがでしたか。
機会があったら、猫の話題に限らず、みなさんの町の風景もぜひレッスンで話してください。
今回も最後まで読んでくれまして、ありがとうございます。
次回のコラムをお楽しみに!
AFan
2024年2月24日
なるほど、知りませんでした、それは確かにいいアイデアと思います^^